大規模修繕|シーリング材の寿命は何年?劣化サインと補修時期を解説
こんにちは!リペアウィズです!!
「シーリング材の寿命は何年くらいなのだろう」「大規模修繕ではシーリング工事まで必要なのだろうか」「外壁塗装だけでは不十分なのだろうか」と悩んでいるアパート・マンションの大家さんも多いのではないでしょうか。
アパート・マンションの大規模修繕では、外壁塗装や防水工事に注目が集まりやすいですが、実際にはシーリング材の状態確認も非常に重要です。シーリング材は、建物の隙間から雨水が侵入することを防ぐ役割があります。建物全体の防水性能を維持するために欠かせない材料です。
しかし、シーリング材は紫外線や雨風の影響を毎日受け続けています。そのため、築年数の経過とともに硬化やひび割れ、剥がれなどの劣化症状が発生します。シーリング材の劣化を放置すると、雨漏りや外壁内部の腐食につながり、大規模修繕費用が高額になる可能性があります。
この記事では、大規模修繕におけるシーリング材の寿命、劣化サイン、補修時期、工事方法、放置するリスクについて詳しく解説します。
この記事を読むと、シーリング材が建物に与える影響や、最適な大規模修繕タイミングが分かります。
この記事は、アパート・マンションの経営でお困りの大家さんに読んでいただきたいです。
大規模修繕で重要になるシーリング材とは?
大規模修繕では、シーリング材の状態確認が非常に重要です。シーリング材とは、外壁材の継ぎ目や窓サッシ周辺などに施工されているゴム状の材料のことです。建物内部への雨水侵入を防ぐ役割があり、防水性能を維持するために欠かせない存在です。
アパート・マンションでは、外壁材同士の隙間やサッシ周辺など、さまざまな箇所にシーリング材が使用されています。建物は気温変化や地震の影響によって、日々わずかに動いています。シーリング材には、その動きに柔軟に追従する役割もあります。
しかし、シーリング材は永久に使える材料ではありません。紫外線や雨風、熱によるダメージが蓄積することで、徐々に劣化が進行します。築10年を超えた建物では、シーリング材に劣化症状が現れるケースも少なくありません。
大規模修繕では、外壁塗装だけではなく、シーリング材の状態まで細かく確認することが重要です。
大規模修繕で気になるシーリング材の寿命は何年?
シーリング材の寿命は、一般的に10年から15年前後とされています。ただし、建物の立地条件や使用しているシーリング材の種類によって寿命は変わります。
例えば、日当たりが強い南面の外壁は、紫外線の影響を受けやすいため劣化が早く進行します。また、海沿いの建物では潮風によるダメージを受けやすく、通常より早く硬化するケースがあります。
築20年以上のアパート・マンションでは、シーリング材が完全に硬化している事例も珍しくありません。見た目では外壁塗装がきれいに見えても、シーリング材だけが先に劣化している場合があります。
そのため、大規模修繕では外壁塗装だけを基準に判断するのではなく、シーリング材の状態も含めて建物全体を診断する必要があります。
シーリング材のひび割れは劣化初期のサイン
シーリング材に細かなひび割れが発生している場合は、劣化が始まっている可能性があります。ひび割れは、紫外線や温度変化の影響によって徐々に拡大します。
最初は小さなひび割れでも、放置すると内部へ雨水が侵入しやすくなります。特に外壁目地やサッシ周辺では、雨風の影響を受けやすいため注意が必要です。
築10年以上のアパート・マンションでは、複数箇所に細かなひび割れが発生しているケースも多くあります。幅1mm程度の小さなひび割れでも、防水性能低下につながる場合があります。
シーリング材のひび割れは、建物から出ている劣化サインの一つです。早めに建物診断を行うことで、大きな被害を防ぎやすくなります。

シーリング材の剥がれや隙間は雨漏りの原因になる
シーリング材が外壁から剥がれている場合は、注意が必要です。シーリング材と外壁材の密着力が低下すると、隙間が発生します。
築20年前後のアパート・マンションでは、窓サッシ周辺や外壁目地部分で剥離症状が確認されるケースが多くあります。シーリング材の剥がれを放置すると、隙間から雨水が侵入しやすくなります。
雨水侵入が進行すると、室内クロスの浮きやカビ発生につながる場合があります。また、外壁内部の木部や鉄部が腐食すると、通常の大規模修繕では対応できないほど工事範囲が広がる可能性があります。
シーリング材の剥がれは、単なる見た目の問題ではありません。建物全体の耐久性や資産価値にも大きく影響する症状です。
シーリング材の硬化や肉やせにも注意が必要
シーリング材は寿命が近づくと、柔らかさが失われて硬化します。指で押しても弾力が少なくなり、ゴムのような柔軟性がなくなります。
また、シーリング材の中央部分がへこんだ状態になる「肉やせ」という症状も発生します。肉やせが進行すると、防水性能が低下しやすくなります。
建物は気温変化や地震によって毎日わずかに動いています。しかし、硬化したシーリング材は建物の動きに追従できません。その結果、外壁材に負荷がかかり、ひび割れや漏水につながる場合があります。
築20年以上の建物では、硬化と肉やせが同時に発生しているケースも多く見られます。シーリング材に弾力がなくなっている場合は、早めの補修を検討することが重要です。
大規模修繕で行うシーリング工事の種類
大規模修繕では、劣化状況に応じて適切なシーリング工事を行う必要があります。工事方法を誤ると、十分な耐久性を確保できない可能性があります。
大規模修繕では打ち替え工事が基本になる
大規模修繕では、既存シーリング材を撤去して新しい材料を施工する「打ち替え工事」が一般的です。
既存シーリング材の上から新しい材料を重ねる「増し打ち工事」もあります。しかし、増し打ち工事は既存材料の劣化状態によって耐久性が低下する場合があります。
打ち替え工事では、古いシーリング材を完全に撤去してから新しい材料を充填します。そのため、防水性能や耐久性を長期間維持しやすくなります。
特に築15年以上のアパート・マンションでは、打ち替え工事が推奨されるケースが多くあります。
外壁塗装と同時施工すると費用を抑えやすい
シーリング工事は、外壁塗装と同時施工する方法がおすすめです。大規模修繕では足場設置費用が高額になるため、別々に工事を行うと費用負担が増加します。
一般的なアパート・マンションでは、足場費用だけで100万円以上かかるケースもあります。そのため、外壁塗装とシーリング工事を同時に行うことで、余計なコストを抑えやすくなります。
また、シーリング工事と外壁塗装をまとめて施工することで、建物全体の防水性能を効率よく改善できます。結果として、建物寿命を延ばし、空室対策や資産価値維持にもつながります。
大規模修繕では、単に見た目をきれいにするだけではなく、長期的な維持管理まで考えた工事計画が重要です。
シーリング材を放置すると大規模修繕費用が高額になる理由
シーリング材の劣化を放置すると、建物内部へ雨水が侵入するリスクが高まります。最初は小さな劣化でも、時間経過によって被害範囲が広がる可能性があります。
雨漏りや下地腐食によって補修範囲が広がる
シーリング材の劣化が進行すると、外壁内部の木部や鉄部が腐食する場合があります。内部腐食が進行すると、外壁下地補修や鉄部交換など、大掛かりな工事が必要になります。
築25年以上のアパート・マンションでは、シーリング材の劣化を放置した結果、数百万円単位で工事費用が増加するケースもあります。
また、雨漏りが発生すると、入居者からのクレームや退去リスクにつながる可能性もあります。空室期間が長引くと、家賃収入低下にも影響します。
大規模修繕では、建物診断を定期的に実施し、早めにシーリング工事を行うことが建物を長持ちさせるポイントです。
まとめ
大規模修繕では、シーリング材の寿命や劣化状況を正しく把握することが大切です。シーリング材の寿命は一般的に10年から15年前後ですが、建物環境によって劣化速度は変わります。
ひび割れ、剥がれ、硬化、肉やせなどの症状が見られた場合は、早めの補修が必要です。特に築20年以上のアパート・マンションでは、定期的な建物診断をおすすめします。
シーリング工事は、外壁塗装と同時施工することで、費用削減と防水性能向上につながります。適切なタイミングで大規模修繕を行うことで、建物寿命を延ばし、資産価値維持にもつながります。
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