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ナフサ価格の高騰で塗料も値上がり?大規模修繕工事への影響と対策を詳しく解説【前編】

2026.07.04 (Sat) 更新

こんにちは!リペアウィズです!! アパート・マンションの大規模修繕工事を検討している大家さんの中には、「最近は見積金額が高くなっている」「塗料の値上がりが続いていると聞いた」「ナフサ価格の高騰が工事費に影響しているのだろうか」と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。 近年は、原油価格の変動や円安、物流費の上昇など、さまざまな要因によって建築資材全体の価格が高騰しています。その中でも、塗料やシーリング材、防水材などの原材料となる「ナフサ」の価格上昇は、大規模修繕工事の費用にも大きな影響を与えています。 工事費が上昇している理由を理解することで、見積書の内容を正しく判断しやすくなります。また、適切なタイミングで修繕工事を行うことは、建物の資産価値を維持し、将来的な修繕費を抑えることにもつながります。 この記事では、ナフサとはどのような原料なのか、価格が高騰している理由、塗料価格との関係について詳しく解説します。 この記事を読むことで、大規模修繕工事の費用が上昇している背景や、見積書を見る際のポイントを理解できます。 アパート・マンションの経営でお困りの大家さんに読んでいただきたいです。

ナフサ価格の高騰とは?大規模修繕工事との関係を解説

 

ナフサは、原油を精製する際に得られる石油製品の一つです。ナフサは「石油化学製品の原料」として幅広く利用されており、プラスチックや合成樹脂だけではなく、塗料、防水材、シーリング材、接着剤などの建築資材にも欠かせない存在です。 アパート・マンションの大規模修繕工事では、外壁塗装や屋上防水、バルコニー防水、シーリング工事、鉄部塗装など、多くの工程で石油由来の材料が使用されています。そのため、ナフサ価格が上昇すると、建築資材の製造コストも高くなり、工事費全体に影響を与えることがあります。 近年は資材メーカーによる価格改定が続いており、塗料やシーリング材、防水材などの価格も以前と比べて上昇しています。施工会社もメーカーから仕入れる材料価格が高くなるため、大規模修繕工事の見積金額が数年前より高くなるケースが増えています。 しかし、建物の劣化は資材価格の変動を待ってくれるわけではありません。価格だけを理由に工事を延期すると、外壁のひび割れや防水層の劣化が進み、補修範囲が広がる可能性があります。その結果、当初よりも高額な修繕費が必要になることもあります。

 

ナフサ価格が高騰している理由

 

ナフサ価格が高騰している背景には、複数の要因があります。 最も大きな要因は原油価格の上昇です。原油価格は世界経済や国際情勢、産油国の生産量などによって変動します。原油価格が高くなると、ナフサの製造コストも上昇し、建築資材の価格へ影響を与えます。 次に影響しているのが円安です。日本では原油やナフサの多くを海外から輸入しています。円安が進むと輸入コストが増加するため、国内で販売される塗料や防水材、シーリング材なども値上がりしやすくなります。 さらに、物流費や電気料金の上昇も価格高騰の要因です。建築資材は製造から現場へ運搬されるまでに多くの輸送工程があります。燃料費や輸送費が上昇すると、その分が販売価格へ反映されます。 建設業界では人手不足も続いており、職人の人件費も上昇しています。資材価格だけではなく施工費も増加しているため、大規模修繕工事全体の費用が高くなる状況が続いています。

 

ナフサ価格の高騰が塗料価格へ与える影響

 

外壁塗装で使用される塗料には、合成樹脂や溶剤など石油由来の原料が多く含まれています。そのため、ナフサ価格が高騰すると、塗料メーカーの製造コストが増加し、製品価格の値上げにつながります。 値上がりの影響を受けるのは上塗り材だけではありません。下塗り材や中塗り材、錆止め塗料、プライマーなども価格改定の対象となる場合があります。また、防水工事で使用されるウレタン防水材やトップコート、シーリング工事で使用されるシーリング材も、ナフサ価格の影響を受ける建築資材です。 施工会社では、メーカーの価格改定に合わせて見積金額を見直すため、以前と同じ工事内容でも費用が高くなることがあります。しかし、価格だけを重視して耐久性の低い材料を選ぶと、塗膜や防水層の寿命が短くなり、修繕周期が早まる可能性があります。 長期的な建物維持を考える場合は、初期費用だけではなく耐久年数やメンテナンスコストも含めて検討することが大切です。耐久性の高い材料を適切に施工することで、次回の大規模修繕までの期間を延ばし、結果としてライフサイクルコストの削減につながるケースもあります。

 

前編のまとめ

 

ナフサは塗料や防水材、シーリング材など、多くの建築資材の原料となる重要な石油化学製品です。原油価格の上昇や円安、物流費の増加などが重なり、ナフサ価格が高騰したことで、大規模修繕工事に使用される建築資材の価格も上昇しています。その結果、以前より工事費が高くなるケースが増えています。 一方で、建物の劣化は時間とともに進行します。価格だけを理由に工事を先延ばしにすると、補修範囲が広がり、結果的に修繕費が高額になる可能性があります。建物の状態を正しく把握し、適切なタイミングで修繕工事を行うことが重要です。 次回は「ナフサ価格の高騰が大規模修繕工事へ与える具体的な影響と、工事費を抑えるための対策」について詳しく解説します。

ブログ監修

代表取締役

柏木 雅人MASATO KASHIWAGI

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