介護施設の改修工事はどう進める?利用者への影響を抑える工事計画のポイント
こんにちは!リペアウィズです!!
介護施設の建物は、毎日多くの利用者が生活やサービスを受ける場所です。築年数が20年を超える施設では、外壁のひび割れや塗装の劣化、屋上防水の劣化、設備の老朽化などが見つかるケースがあります。
介護施設の改修工事では、一般的な建物の工事とは違った注意が必要です。工事中も施設を利用する人がいるため、利用者の安全を守りながら工事を進める必要があります。
介護施設の改修工事では、工事内容だけではなく、工事を行う時間帯、利用者の動線、騒音や振動、臭い、職員への連絡方法まで計画することが重要です。
この記事では、介護施設の改修工事を進める手順、建物診断が必要な理由、主な工事内容、利用者への影響を抑える工事計画のポイントについて解説します。
介護施設の改修工事や大規模修繕を検討している施設管理者の方、建物の老朽化が気になっている方、工事中も施設運営を継続したい方に読んでいただきたい内容です。
介護施設の改修工事で最初に行う建物診断が重要
介護施設の改修工事を計画するときは、最初に建物の状態を確認することが重要です。建物診断を行うことで、現在発生している劣化だけではなく、今後修繕が必要になる可能性がある箇所も確認できます。
介護施設の改修工事で建物診断が必要な理由
建物診断が必要な理由は、必要な改修工事の範囲を正確に把握するためです。
例えば、外壁にひび割れが発生している場合、表面のひび割れだけを補修すればよいとは限りません。ひび割れの幅や深さ、発生場所によっては、外壁内部まで確認する必要があります。
屋上やバルコニーでは、防水層の劣化が進むことで雨漏りにつながる可能性があります。雨漏りが発生すると、内装材や設備まで修繕が必要になる場合があります。
建物診断によって劣化状況を把握すると、緊急性の高い工事と将来的に対応できる工事を分けやすくなります。
特に築20年以上の介護施設では、外壁、屋上防水、給排水設備、電気設備、空調設備などをまとめて確認することが大切です。
介護施設の大規模修繕で確認する劣化症状
介護施設の大規模修繕では、外壁だけではなく建物全体の状態を確認します。
外壁では、ひび割れ、塗膜の剥がれ、チョーキング、タイルの浮きや剥落などを確認します。
屋上やバルコニーでは、防水層のひび割れ、膨れ、剥がれ、水たまりなどを確認します。
鉄部では、階段や手すり、扉などのサビや腐食を確認します。
さらに、給排水設備、空調設備、電気設備、消防設備なども確認します。建物診断の段階で幅広い箇所を確認すると、工事中に追加工事が発生するリスクを抑えやすくなります。
介護施設の改修工事は劣化の優先順位を決める
介護施設の改修工事では、すべての劣化箇所を同じタイミングで工事する必要はありません。利用者の安全に関係する箇所や、建物への影響が大きい箇所から優先して修繕することが重要です。
例えば、外壁タイルの浮きが確認された場合、タイルの落下によって利用者や職員がケガをする可能性があります。外壁の落下リスクがある箇所は、優先順位を高く設定する必要があります。
雨漏りにつながる屋上防水の劣化も、建物内部への被害を防ぐために早めの対応が必要です。
建物診断の結果をもとに、緊急性、安全性、耐久性、費用などを考慮して修繕計画を作成すると、無理のない改修工事につながります。
介護施設の改修工事で行う主な工事と工事計画
介護施設の改修工事では、建物の劣化状況に応じて複数の工事を組み合わせます。外壁や防水だけではなく、利用者が安全に生活できる環境を維持するための工事も重要です。
介護施設の大規模修繕で行う外壁塗装・外壁補修
外壁塗装と外壁補修は、介護施設の大規模修繕で行われる代表的な工事です。
外壁塗装には、建物を雨や紫外線から保護する役割があります。塗膜が劣化すると、外壁材が雨水を吸収しやすくなり、ひび割れや劣化の進行につながる可能性があります。
外壁にひび割れや欠損がある場合は、塗装だけで仕上げるのではなく、必要な下地補修を行います。
介護施設では利用者が建物の周囲を移動するため、外壁工事では落下物対策や安全な通路の確保も重要になります。
介護施設の大規模修繕で重要な防水工事
防水工事は、介護施設の建物を雨水から守るために重要な工事です。
屋上やバルコニーの防水層が劣化すると、雨水が建物内部へ入り込む可能性があります。雨漏りが発生すると、天井や壁のシミだけではなく、内装材の腐食やカビの発生につながる場合があります。
介護施設では、利用者が使用する居室や食堂、廊下などに雨漏りが発生すると、施設運営にも影響します。
そのため、雨漏りが発生してから防水工事を行うのではなく、建物診断によって防水層の状態を確認し、適切な時期に修繕することが大切です。
介護施設の改修工事で設備工事も確認する
介護施設の改修工事では、建物の外側だけではなく設備の老朽化も確認します。
給排水設備では、水漏れや排水不良などが発生する可能性があります。空調設備では、故障によって居室や共用部の温度管理が難しくなる場合があります。
電気設備や消防設備も、利用者の安全や施設運営に関係する重要な設備です。
外壁塗装や防水工事を行うタイミングで設備の状態も確認すると、将来的な工事計画を立てやすくなります。
介護施設の改修工事で利用者への影響を抑えるポイント
介護施設の改修工事では、工事品質だけではなく利用者への影響を抑えることが重要です。施設を休業せずに工事を行う場合は、工事前の計画が特に重要になります。
介護施設の改修工事では利用者の動線を確保する
工事中は、利用者が安全に移動できる通路を確保します。
例えば、玄関周辺を工事する場合は、利用者が使用する出入口と作業員が使用する出入口を分ける方法があります。廊下や階段を工事する場合は、仮設通路を設けるなどの対策が必要です。
車いすを使用する利用者がいる施設では、段差や通路幅にも注意します。工事資材や工具を利用者の動線上に置かないことも重要です。
工事開始前に利用者の移動ルートを確認すると、安全性の高い工事計画を作成しやすくなります。
介護施設の改修工事では騒音・振動・臭いに配慮する
介護施設の改修工事では、騒音、振動、塗料などの臭いが利用者の負担になる場合があります。
特に居室の近くで大きな音が発生する工事を行う場合は、作業時間を調整することが重要です。利用者が昼食や休憩をする時間帯を避けて作業する方法もあります。
塗装工事では、使用する材料や換気方法について事前に確認します。必要に応じて窓を閉める、養生を行う、作業エリアを区切るなどの対策を行います。
施設職員と施工業者が工事内容を共有し、利用者への影響が少ない時間帯や場所を選んで施工することが大切です。
介護施設の改修工事では職員・利用者への事前説明を行う
介護施設の改修工事を円滑に進めるためには、工事前の説明も重要です。
工事期間、工事場所、作業時間、騒音が発生する作業、通行できない場所などを事前に共有します。
例えば、外壁塗装を3週間、屋上防水を10日間行う場合、工事場所と期間を施設職員に伝えておくことで、利用者への案内を準備できます。
工事中に予定が変更された場合も、施設側と施工業者が速やかに情報共有することが大切です。
介護施設の改修工事を進める具体的な流れ
介護施設の改修工事は、建物診断から工事完了まで段階的に進めます。事前に流れを把握しておくことで、施設運営への影響を抑えながら工事を計画できます。
介護施設の改修工事は建物診断から始める
最初に建物診断を行い、外壁、防水、鉄部、設備などの状態を確認します。
建物診断では、目視による調査だけではなく、必要に応じて打診などの調査も行います。調査結果を写真や報告書にまとめると、修繕箇所を施設側で確認しやすくなります。
介護施設の改修工事は修繕範囲と優先順位を決める
建物診断の結果をもとに、必要な工事を整理します。
「今すぐ修繕が必要な箇所」「数年以内に修繕を検討する箇所」「経過観察する箇所」に分けると、予算に合わせた計画を立てやすくなります。
例えば、外壁補修、防水工事、塗装工事を同じ時期に行うことで、足場を共通して使用できる場合があります。工事をまとめることで、将来的な工事回数を減らせる可能性もあります。
介護施設の改修工事は施設運営に合わせて工程を組む
介護施設では、施設の営業を続けながら改修工事を行うケースがあります。
その場合は、施設側と施工業者が工程を細かく確認します。利用者が多く通る場所の工事を避けたり、騒音が発生する作業を時間限定で行ったりすることで、利用者への影響を抑えられます。
工事期間を短くすることだけを優先すると、安全対策が不十分になる可能性があります。安全性と工事品質を確保しながら、施設運営への影響を抑える工程を作ることが重要です。
介護施設の改修工事業者を選ぶときのポイント
介護施設の改修工事では、価格だけで施工業者を選ばないことが重要です。介護施設特有の工事条件を理解している業者を選ぶことで、工事中のトラブルを抑えやすくなります。
特に確認したいポイントは、介護施設や福祉施設での施工実績です。施設を運営しながら工事を行った経験がある業者であれば、利用者の安全対策や職員との情報共有について相談しやすくなります。
見積書では、外壁補修、外壁塗装、防水工事などの工事内容を確認します。工事範囲が曖昧な見積書では、契約後に追加工事が発生する可能性があります。
複数の業者から見積もりを取り、価格だけではなく工事内容、工程、安全対策、保証、アフターフォローまで比較することをおすすめします。
まとめ
介護施設の改修工事では、利用者の安全と施設運営への影響を考えながら工事計画を作ることが重要です。
特に築20年以上の介護施設では、外壁、屋上防水、鉄部、給排水設備、空調設備、電気設備などの状態を確認する必要があります。
大規模修繕や改修工事を始める前に建物診断を行うことで、劣化箇所を把握できます。建物診断の結果をもとに修繕の優先順位を決めることで、限られた予算でも計画的に工事を進めやすくなります。
介護施設では、工事中も利用者が施設を利用するため、一般的な建物よりも安全対策や工程管理が重要です。利用者の動線、騒音、振動、臭い、工事時間などを事前に確認し、施設職員と施工業者が情報を共有することが大切です。
介護施設の改修工事を検討している場合は、まず建物診断を行い、現在必要な工事と将来的に必要になる工事を整理してみましょう。
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