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屋上防水工事とは?種類や施工方法、耐用年数の解析

防水工事・雨漏り 2023.04.23 (Sun) 更新

前回は防水工事についてお伝えしました。今回は防水工事の中でも、特に施工依頼の多い屋上防水についてお伝えしていきます。

屋上防水の役割

まず『屋上防水』は、住民の快適な生活を支える上で非常に重要な役割を担っています。

屋上は、直接的に日光や雨水、風などの自然要素にさらされる場所です。また、エアコンの室外機や給湯器などの設備が設置されている場合があります。

これらの設備が雨漏りなどの被害を受けた場合、住民の生活に支障が出ることもあります。

屋上防水が不十分だと、雨水が建物内部に浸入し、壁や柱などの木材を腐食させます。

また水たまりができ、そこで藻や苔が繁殖することもあります。

これらの被害が長期間続くと、建物の構造体にダメージを与え、雨漏りやシロアリの被害などが発生し、建物自体の耐久性にも影響を与えることになります。

 

屋上防水の種類

屋上防水には、主に以下の方法があります。

FPR防水

FPR防水とは、繊維強化プラスチックを屋上に塗布する施工方法です。

床面にFRPシートを敷き、その上に樹脂を塗布して硬化させます。硬化後、トップコートという保護仕上げ材を塗り、紫外線や強風などダメージから表面を守ります。

FPRは防水性だけでなく、耐久性・耐熱性・耐熱性が高い特徴があります。

耐用年数は10~15年程です。

メンテナンス性も良く工期が短く、マンションやビルの屋上防水だけでなく、ベランダやバルコニー、トンネルや橋梁の防水、貯水槽の防水などにも使用されています。

 

ウレタン防水

ウレタン防水も同じく塗料を塗って防水層を作る施工方法です。液体状のウレタン樹脂を塗り重ねることで防水層を形成します。ウレタン防水には、大きく分けて「密着方法」と「絶縁方法」という2種類の工法があります。

耐用年数は8~10年程です。

ウレタン樹脂は、耐久性や防水性に優れており、比較的安価に施工ができ、防水材料として広く利用されています。

 

シート防水

シート防水は、防水シートを屋上に貼り付ける方法です。ゴム製シートや塩化ビニールシートなど、種類によって防水効果や耐久性が異なります。張り方には「接着工法」と「機械的固定方法」の2つの施工方法があります。

耐用年数は10~15年程度です。

施工が簡単で施工期間が短く、比較的安価なため、よく使われる方法の一つです。また、メンテナンスも比較的簡単です。

 

アスファルト防水

アスファルト防水は昔からある屋上防水の施工方法です。合成繊維不織布に、液状に溶かしたアスファルトを染み込ませコーディングしたシート状のルーフィング(定型材)を張り重ねて形成する施工方法です。

アスファルト防水は主に「常温工法(冷工法」・「トーチ工法」・「熱工法」と分類されます。

耐用年数は15~30年程度です。

防水層を厚くできるので、防水性が高く耐用年数も高いのが特徴です。

 

 

以上のように、屋上防水には様々な方法がありますが、どの方法を選択するにしても、施工前に十分な検討が必要です。また、定期的なメンテナンスが必要であることも忘れずに注意しましょう。屋上防水をしっかりと行い、安心してマンション生活を送ることができるようにしましょう。

 

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