クラック(ひび割れ)を放置してしまうと起こる悪化現象!
クラックは放置してしまうと、
躯体にまでダメージを与えます…
建物の現場調査に行きますと、クラック(ひび割れ)を放置している建物がとても多いです。
クラックに限らず外壁の苔、カビ、汚れ、雨だれなどを放置しているケースもとても多いです。
マンション・アパートにおいて、外観(美観)は建物の「顔」です。
建物の外観は、 “入居”を決めてになることがあります。
マンション・アパートのオーナ様にとって、その建物の外観を常に綺麗な状態にし、維持をしていくことはとても重要です。
皆様は、建物の外観を見直したことはありますか?今回は外壁のメンテナンスについてお伝えしていきます。
外観(美観)の重要性
入居を考えている人がまず見るのが、外観です。建物の第一印象と言ってもいいくらい印象が大きな部分です。
物件を見に訪れた際に、入居を考えている建物の外壁が薄黒く、ひび割れが所々あった場合どんな印象を受けると思いますか?
おそらくほとんどの方が、「管理会社(オーナ様)はちゃんと管理しているのかな…」「不安だな…」「トラブル起きても対応してくれるかな…」など不安がよぎります。
高い入居率の維持や資産価値向上には、大規模修繕は必要不可欠です。
大規模修繕といいますと、コストも高く掛かることなので計画することがとても大事です。大規模でなくても外壁だけ修繕することももちろんできます。
それでは一体いつ、どんなタイミングで修繕を行えばいいのでしょうか?
外壁には様々な劣化症状がありますが、今回は最も多いクラック(ひび割れ)についてお伝えしていきます。
こんな症状が出ていたら危ない!外壁のチェックポイント
クラック(ひび割れ)
クラック(ひび割れ)とはコンクリートに発生をするひび割れのことを言います。皆さんも見たことはあるのではないでしょうか?
このクラックは、コンクリートの建物だけではなく木造の建物にも関係があります。建物の基礎部分はコンクリートが打たれていることがほとんどです。
なので木造の建物でもひび割れは要注意です。
クラックの原因
クラックの原因は主に、乾燥収縮・経年劣化・地震などの揺れ、地盤沈下、施工不良などが考えられます。
クラックの種類
●ヘアクラック (微細クラック)
特徴: 非常に細かいクラックで、裸眼では確認しにくいことがあります。通常、手で触れて感じることができます。
原因: 建物の収縮や膨張、地盤の微細な変動などにより発生します。外壁表面の塗膜の老化も要因の一つです。
●乾燥クラック
特徴: 乾燥により素材が収縮し、クラックが発生する現象。通常、季節や気温の変化によって影響を受けます。
原因: 外壁材料が乾燥し、収縮することでクラックが生じます。特に長期間の日照や乾燥条件が影響します。
●構造クラック
特徴: 建物の構造的な要因により発生するクラック。垂直、水平、または斜めに走ることがあります。
原因: 建物の基礎の沈下、地盤の動き、構造的な問題などが引き金となります。構造クラックは建物の安定性に影響を与える可能性があります。
●縁切れによるクラック
特徴: 外壁の縁部分や窓枠、ドア枠などの接合部分で発生するクラック。通常、建材同士の接合が影響します。
原因: 外部からの力や建物の変形により、接合部分が緩んだりずれたりすることがクラックの原因となります。適切な接合が重要です。
クラックが起こす問題
「クラックが1、2本あっても問題はないだろう」と考える方も多いと思います。しかしクラックを放置しておくと、雨水がクラックから侵入し内部の鉄筋を錆びさせてしまします。ひどい場合、白華現象(エフロレッセンス)と呼ばれる、膨張した鉄筋が周囲の圧力を加えてコンクリートを剥離させる現象を引き起こしてしまう場合もあります。
ここまで劣化してしまうと修繕するのも大変になりコストも掛かります。そうなる前にクラックを見つけたらすぐ修繕する!ということを心掛けてください。
建物を長く安心して保つために大事なことは、いかに水を侵入させないかにあります。
たかがクラックされどクラックです。最初は小さなクラックでも、時間の経過と共にだんだんと広がり劣化を進行していきます。
劣化が進むにつれ修繕費は高くなってしまうので、小さなうちに直すようにしてください。
弊社では、お客様の大規模修繕プロジェクトの見積もりも承っております。どうぞお気軽にお問合せください。
専門のスタッフがお手伝いさせていただきます。
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