大規模修繕で使われる足場の種類とは?特徴・メリット・デメリットを徹底解説
こんにちは!リペアウィズです!!
アパート・マンションの大規模修繕をご検討中のオーナー様や管理組合の皆様から、
「足場にはどんな種類があるの?」
「建物によって足場は変わるの?」
「どの足場でも同じように工事できるの?」
といったご質問をいただくことがあります。
大規模修繕では、高所で安全に作業を行うために足場の設置が欠かせません。しかし、一口に足場といってもさまざまな種類があり、建物の高さや形状、周辺環境、工事内容によって最適な足場は異なります。
足場は作業員が安全に作業を行うためだけの設備ではありません。作業効率を高め、施工品質を維持し、工事全体をスムーズに進めるためにも重要な役割を担っています。
この記事では、大規模修繕で使用される代表的な足場の種類や特徴、それぞれのメリット・デメリット、建物に適した足場の選び方について詳しく解説します。
アパート・マンションの大規模修繕をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
大規模修繕で足場が必要な理由
大規模修繕では、外壁塗装やシーリング工事、防水工事、タイル補修など、多くの工程で高所作業が必要になります。
そのため、作業員が安全に移動し、安定した姿勢で施工を行うための足場が欠かせません。
もし足場がなければ、作業中の転落事故のリスクが高まるだけでなく、細かな補修や塗装を丁寧に行うことが難しくなります。その結果、施工品質の低下や工期の遅れにつながる可能性もあります。
また、足場には飛散防止シートを取り付けることで、塗料やホコリ、水しぶきなどが近隣へ飛散するのを防ぐ役割もあります。作業員だけでなく、入居者様や近隣の方々の安全を守るためにも、足場は重要な設備です。
大規模修繕で使用される主な足場の種類
大規模修繕で使用される足場は、大きく分けて次の4種類があります。
・くさび緊結式足場(ビケ足場)
・枠組足場
・単管足場
・次世代足場
それぞれ特徴や適した建物が異なるため、詳しく見ていきましょう。
くさび緊結式足場(ビケ足場)
現在、アパートや3~5階程度までの中低層マンションで最も多く採用されているのが、くさび緊結式足場です。
「ビケ足場」という名称で呼ばれることも多く、住宅街でもよく見かける足場です。
部材同士を「くさび」と呼ばれる金具で固定して組み立てる構造になっており、比較的短時間で設置・解体できることが特徴です。
メリット
くさび緊結式足場には、次のようなメリットがあります。
・組立・解体が比較的早い
・建物の形状に合わせて柔軟に設置できる
・作業スペースが広く、施工しやすい
・安全性が高い
・コストを抑えやすい
アパートや一般的なマンションでは建物の形状がさまざまですが、くさび緊結式足場は対応力が高く、多くの現場で採用されています。
デメリット
一方で、組立や解体時にはハンマーで部材を固定するため、「カンカン」「コンコン」といった金属音が発生します。
そのため、足場組立日や解体日は一時的に騒音が発生しますが、安全な足場を設置するためには欠かせない工程です。
また、高層マンションでは使用できないケースもあり、建物の高さによっては別の足場を採用することがあります。
リペアウィズでも、アパートや中低層マンションの大規模修繕では、くさび緊結式足場を採用するケースが多く、安全性と施工性を考慮した足場計画を行っています。
枠組足場
枠組足場は、高層マンションやビルなど、大規模な建物で多く採用される足場です。
鋼製の枠を組み合わせて設置するため、非常に強度が高く、高い場所でも安定した作業環境を確保できます。
建設現場で建物全体を囲うように設置されている大型の足場を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
メリット
枠組足場の最大の特徴は、高い安全性と耐久性です。
部材が頑丈なため、高層建築物でも安定した施工が可能で、重量のある資材や工具を使用する工事にも適しています。
また、作業床が広く確保できるため、多人数での作業にも向いています。
デメリット
一方で、部材が大きく重量もあるため、搬入や組立には広いスペースが必要です。
住宅が密集している場所や敷地が狭い現場では設置が難しい場合もあります。
また、くさび緊結式足場と比べると施工コストが高くなる傾向があります。
単管足場
単管足場は、「単管パイプ」と呼ばれる鋼管をクランプ(金具)で固定しながら組み立てる足場です。構造がシンプルなため、狭い場所や複雑な形状の建物でも柔軟に対応できることが特徴です。
以前は住宅や小規模な工事でも多く使用されていましたが、現在の大規模修繕では、安全性や作業性の面から、くさび緊結式足場や枠組足場が採用されるケースが増えています。
メリット
単管足場には、次のようなメリットがあります。
・狭い敷地でも設置しやすい
・複雑な建物形状にも対応しやすい
・必要な範囲だけ設置できる
・小規模な補修工事に適している
建物と隣地との距離が非常に近い場合や、部分的な補修工事では、単管足場が選ばれることがあります。
デメリット
一方で、作業床が狭くなることがあり、作業性は他の足場に比べて劣る場合があります。
また、施工方法によっては十分な作業スペースを確保しにくく、長期間にわたる大規模修繕では効率が下がることもあります。
そのため、建物全体を修繕する工事では、他の足場が採用されることが多くなっています。
次世代足場
近年、大規模修繕で採用される機会が増えているのが「次世代足場」です。
次世代足場は、従来の足場をさらに改良したもので、安全性や作業性を高めることを目的に開発されました。
作業床が広く、手すりなどの安全設備も充実しているため、作業員が安定した姿勢で施工できる環境を確保できます。
メリット
次世代足場には、以下のような特徴があります。
・作業床が広く、安全に移動できる
・転落防止設備が充実している
・作業効率が向上しやすい
・長時間の作業でも負担が少ない
近年は労働安全衛生法の改正により、安全対策への意識が高まっています。そのため、施工会社によっては積極的に次世代足場を採用するケースも増えています。
デメリット
一方で、新しいシステムのため、従来の足場より費用が高くなる場合があります。
また、保有している施工会社が限られるため、現場によっては採用できないケースもあります。
しかし、安全性や作業品質の向上という点では、大きなメリットがある足場といえるでしょう。
建物に適した足場はどのように選ばれる?
足場は「どの種類でも同じ」というわけではありません。
施工会社は、建物ごとに現地調査を行い、さまざまな条件を確認したうえで最適な足場を選定しています。
主な判断基準は次のとおりです。
・建物の高さ
・建物の形状
・敷地の広さ
・隣地との距離
・前面道路の状況
・工事内容
・周辺環境
例えば、2~3階建てのアパートでは、柔軟性が高く施工性にも優れた「くさび緊結式足場」が採用されることが多くあります。
一方で、高層マンションでは、強度や安定性に優れた「枠組足場」が適しています。
また、敷地が狭い建物や一部のみ補修を行う工事では、「単管足場」が採用されることもあります。
このように、建物ごとの条件を考慮し、安全性・施工性・効率性のバランスを見ながら足場を選定しています。
足場の種類によって費用は変わる?
足場の種類によって、工事費用が変わる場合があります。
例えば、設置や解体に時間がかかる足場や、特殊な部材を使用する足場は、その分人件費や材料費が増えることがあります。
ただし、費用だけを基準に足場を選ぶことはおすすめできません。
安全性や作業効率が低い足場では、工期が長引いたり、施工品質に影響が出たりする可能性もあります。
そのため、大規模修繕では、建物に適した足場を選ぶことが、結果的にコストパフォーマンスの向上にもつながります。
足場費用の内訳や相場について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
足場工事で重視すべきなのは価格より安全性
「少しでも工事費用を抑えたい」と考えるオーナー様は多くいらっしゃいます。
しかし、足場は大規模修繕全体の安全性と施工品質を支える重要な設備です。
価格だけを重視してしまうと、安全対策が十分でなかったり、作業効率が低下したりする可能性があります。
また、施工中だけでなく、工事期間中は入居者様や近隣の方への配慮も欠かせません。
騒音対策や飛散防止、防犯対策なども含めて、総合的に現場を管理できる施工会社を選ぶことが大切です。
リペアウィズでは、安全管理を徹底するとともに、入居者様へのご案内や現場でのマナーにも配慮しながら工事を進めています。
足場設置中の配慮や安全対策については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
まとめ
大規模修繕で使用される足場には、それぞれ異なる特徴があります。
くさび緊結式足場:アパートや中低層マンションで多く採用され、施工性とコストのバランスに優れている
枠組足場:高層マンションや大型建築物に適し、強度や安全性が高い
単管足場:狭い場所や部分的な工事に適している
次世代足場:安全性や作業効率に優れ、近年採用が増えている
足場は単なる仮設設備ではなく、作業員の安全確保はもちろん、施工品質や工事全体の効率にも大きく関わる重要な設備です。
そのため、建物の高さや形状、工事内容、周辺環境などを考慮し、それぞれの現場に最適な足場を選定することが大切です。
リペアウィズでは、現地調査を丁寧に行い、建物ごとの状況に合わせた最適な足場計画をご提案しています。
藤沢市でアパート・マンションの大規模修繕や外壁塗装、防水工事をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。






