鉄部・鉄骨階段のサビ対策を徹底解説|原因・放置するリスク・補修方法・塩害対策まで
こんにちは!リペアウィズです!
アパートやマンションを所有していると、「階段や手すりにサビが出てきた」「鉄部の塗装が剥がれている」「鉄骨階段はいつ頃メンテナンスすればいいのだろう」と気になることがあります。
鉄部のサビは、単なる見た目の問題だと思われがちですが、実際には注意が必要な劣化症状の一つです。
鉄部は雨風や紫外線、水分などの影響を受けることで徐々に塗膜が劣化し、塗膜のひび割れや剥がれなどをきっかけとしてサビが発生します。さらに、サビを長期間放置すると腐食が内部まで進行し、塗装だけでは対応できず、鉄板の交換や溶接補修などが必要になる場合もあります。
特に外階段や手すりなどは、入居者が日常的に使用する部分です。そのため、美観だけでなく安全性の面からも定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。
また、藤沢市をはじめとする湘南エリアでは、海から運ばれる塩分の影響によって鉄部の腐食が進みやすい環境にあります。内陸部と同じ感覚でメンテナンスを考えるのではなく、建物の立地条件を考慮した修繕計画を立てることが大切です。
この記事では、アパート・マンションの鉄部や鉄骨階段について、サビが発生する原因から放置するリスク、具体的な補修方法、湘南エリアで注意したい塩害、大規模修繕との関係までまとめて解説します。
「サビが出ているけれど、まだ修理しなくても大丈夫?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.アパート・マンションの鉄部とは?
アパートやマンションには、さまざまな場所に鉄部が使用されています。
代表的なものとして、以下のような部分があります。
* 外階段
* 鉄骨階段
* 手すり
* 鉄製の廊下
* フェンス
* 門扉
* パイプスペースの扉
* 鉄骨の柱や梁
* ベランダ・バルコニー周辺の金属部材
これらの鉄部は、屋外に設置されているものほど雨や湿気、紫外線などの影響を受けやすくなります。
鉄そのものは水分や酸素に触れることで腐食し、サビが発生します。そのため、鉄部には通常、鉄を保護するための塗装が施されています。
しかし、塗膜も永久に効果が続くわけではありません。
年月が経過すると、塗膜の色あせやチョーキング、ひび割れ、膨れ、剥がれなどが発生し、徐々に鉄部が露出していきます。
鉄が露出した状態になると、そこからサビが発生しやすくなります。
つまり、鉄部のサビを防ぐためには「サビが出てから対処する」のではなく、**塗膜の劣化を早期に発見して補修すること**が重要です。
2.鉄部にサビが発生する主な原因
鉄部のサビには、いくつかの原因があります。
雨風や湿気
最も基本的な原因が雨や湿気です。
屋外階段や手すりなどは一年を通して雨風にさらされます。特に水が溜まりやすい場所や乾燥しにくい部分では、腐食が進行しやすくなります。
階段の踏板の裏側や接合部、ボルト周辺などは水分が残りやすいため、表面から見えない場所でも劣化していることがあります。
塗膜の劣化
鉄部を守っている塗膜が劣化すると、鉄が直接水分や空気に触れるようになります。
塗膜のひび割れや剥がれ、膨れなどは、サビが発生する前兆となる場合があります。
そのため、鉄部を長持ちさせるためには、塗膜の状態を定期的に確認することが大切です。
キズや衝撃
自転車や荷物などがぶつかることで、鉄部の塗膜にキズが付くことがあります。
小さなキズであっても、鉄が露出するとそこからサビが発生する可能性があります。
特に入居者が頻繁に利用する階段や手すりは、日常的な使用によって傷みやすいため注意が必要です。
3.鉄部のサビを放置するとどうなる?
「少しサビが出ているだけだから、もう少し様子を見よう」と考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、鉄部のサビは基本的に自然に元の状態へ戻ることはありません。
水分や酸素に触れ続けることで腐食が進行し、徐々に鉄そのものの厚みが失われていくことがあります。
特に注意したいのが、以下の3つのリスクです。
安全性が低下する
鉄骨階段や手すりなどの腐食が進行すると、部材の強度に影響する可能性があります。
特に踏板、手すりの支柱、接合部などは、人の体重や荷重を支える重要な部分です。
見た目では軽いサビに見えても、内部で腐食が進んでいるケースがあるため、「表面が少しサビているだけ」と自己判断するのは危険です。
修繕費用が高くなる
サビが初期段階であれば、ケレンによってサビを除去し、防錆塗料や仕上げ塗料を施工することで対応できるケースがあります。
しかし、腐食が進行すると、塗装だけでは対応できなくなります。
鉄板の交換や溶接補修、踏板の交換、場合によっては階段全体の交換などが必要になることがあります。
つまり、早期に補修するほど、大掛かりな工事を避けられる可能性が高くなります。
建物の印象や資産価値に影響する
鉄部のサビは、建物の外観にも大きく影響します。
特に外階段や手すりなど、入居者や入居希望者の目に入りやすい場所がサビていると、「建物の管理が十分にされていない」という印象を与えてしまう可能性があります。
建物を長く維持するためには、安全性だけでなく、美観や資産価値という観点からも鉄部のメンテナンスを考えることが大切です。
より詳しい「鉄部のサビを放置するリスク」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
➧【関連記事:鉄部のサビを放置するとどうなる?劣化の原因・リスク・補修方法を徹底解説】
4.特に注意したい「鉄骨階段」のサビ
鉄部の中でも、特に注意したいのが鉄骨階段です。
鉄骨階段は、屋外に設置されているケースが多く、雨風や紫外線の影響を直接受けます。
さらに、毎日入居者が利用するため、安全性の確保も非常に重要です。
鉄骨階段では、次のような場所を重点的に確認する必要があります。
* 踏板
* 踏板の裏側
* 手すり
* 手すりの支柱
* ボルト周辺
* 溶接部分
* 柱・梁などの接合部
特に注意したいのが、**踏板の裏側や接合部などの見えにくい場所**です。
表面から見ると大きな問題がないように見えても、裏側で腐食が進んでいる場合があります。
また、サビだけでなく、塗膜の膨れや剥がれ、鉄部の変形なども確認する必要があります。
鉄骨階段は、建物の安全性に関わる重要な設備だからこそ、定期的な点検を行うことが重要です。
鉄骨階段のサビについて、原因・放置するリスク・補修方法・塗装時期まで詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
➧【関連記事:鉄骨階段のサビ対策|放置するリスク・補修方法・塗装のタイミングを徹底解説】
5.鉄骨階段のサビはどのように補修する?
鉄骨階段の補修方法は、サビや腐食の進行状況によって異なります。
軽度のサビなら「ケレン+塗装」
表面的なサビであれば、まずケレン作業を行います。
ケレンとは、ワイヤーブラシやサンドペーパー、電動工具などを使用して、サビや古い塗膜などを除去する作業です。
鉄部塗装では、この下地処理が非常に重要です。
サビを十分に除去しないまま塗装すると、新しい塗膜がしっかり密着せず、短期間で塗膜が剥がれたり、再びサビが発生したりする原因になります。
ケレン後は、防錆塗料を施工し、その上から中塗り・上塗りを行います。
腐食が進んでいる場合は「部分補修」
腐食によって鉄部の強度が低下している場合、塗装だけでは対応できません。
腐食した部分を切り取り、新しい鉄板などを取り付ける部分交換や、状況に応じた溶接補修などを行います。
このような補修が必要になる前に、早期発見することが重要です。
腐食が広範囲なら「交換」
腐食が広範囲に進んでいる場合は、階段の踏板や手すりだけでなく、階段そのものの交換が必要になるケースもあります。
交換工事になると、費用だけでなく工期や入居者への影響も大きくなります。
そのため、鉄骨階段は「サビがひどくなってから修理する」のではなく、定期的に状態を確認することが重要です。
6.鉄部の塗装はいつ行えばいい?
鉄部の塗装は、建物の立地や使用環境によって劣化速度が変わります。
一般的には、鉄部の塗膜は経年によって徐々に劣化するため、一定期間ごとに状態を確認し、塗り替えを検討します。
ただし、「築○年だから必ず塗装する」という考え方ではなく、実際の劣化状況を見ることが重要です。
例えば、
* 色あせ
* チョーキング
* 塗膜のひび割れ
* 塗膜の膨れ
* 塗膜の剥がれ
* サビの発生
などが見られる場合は、点検や塗装を検討するタイミングです。
特に海沿いの建物では、一般的な地域より劣化が早く進む可能性があるため、立地条件も含めて判断する必要があります。
7.湘南エリアでは「塩害」にも注意
藤沢市や茅ヶ崎市、鎌倉市など湘南エリアで建物を所有している場合、鉄部の劣化を考えるうえで無視できないのが「塩害」です。
海に近い地域では、海水由来の塩分を含んだ風が建物に付着することがあります。
塩分が鉄部に付着すると、腐食を促進する要因となります。
特に、
* 鉄骨階段
* 手すり
* フェンス
* 鉄骨部材
* 金属製の建具
などは影響を受けやすい部分です。
さらに、塩害は鉄部だけの問題ではありません。
外壁の塗膜や防水層など、建物のさまざまな部分の劣化にも関係します。
湘南エリアの大規模修繕では、「一般的な建物と同じ周期で考える」のではなく、海からの距離や建物の向き、風の当たり方などを含めて劣化状況を確認することが大切です。
湘南エリアにおける塩害と大規模修繕については、こちらの記事で詳しく解説しています。
➧【関連記事:湘南エリアの大規模修繕|塩害で劣化が早まる理由と対策】
8.塩害対策としてできること
湘南エリアなどの沿岸部では、塩害を完全になくすことはできません。
そのため重要なのは、**劣化を早期に発見し、進行する前に補修すること**です。
定期的な建物診断
まず重要なのが、定期的な点検です。
外壁だけではなく、鉄骨階段、手すり、フェンス、防水など、建物全体を確認します。
特に鉄部については、サビだけでなく塗膜の状態や接合部なども確認することが大切です。
耐候性・耐塩害性を考慮した塗料選び
塗料を選ぶ際には、単純に価格だけで判断するのではなく、建物の立地条件や期待する耐久性を考慮する必要があります。
沿岸部では、耐候性などを考慮した仕様を選択することも重要です。
防水性能の維持
建物内部への水の侵入を防ぐことも、劣化対策につながります。
屋上やバルコニーなどの防水層が劣化すると、雨水が建物内部へ侵入するリスクが高くなります。
外壁・鉄部・防水を別々に考えるのではなく、建物全体を総合的に点検することが大切です。
9.鉄部塗装は大規模修繕と一緒に行うのがおすすめ
鉄部の塗装を検討するときは、外壁塗装や防水工事などの大規模修繕と同時に行う方法もあります。
大規模修繕では、外壁などを施工するために足場を設置することがあります。
そのタイミングで鉄骨階段や手すりなどの鉄部も一緒に点検・補修することで、足場を有効活用できます。
例えば、
「今回は外壁だけ」
「数年後に鉄骨階段」
「さらにその後に防水」
と工事を分けてしまうと、その都度工事の準備や足場などが必要になる場合があります。
一方で、建物全体の劣化状況を確認したうえで、必要な工事をまとめて計画すれば、長期的な修繕費用を抑えられる可能性があります。
もちろん、すべての工事を一度に行う必要があるわけではありません。
重要なのは、建物診断を行ったうえで「今すぐ必要な工事」「数年以内に必要な工事」「経過観察する部分」を整理することです。
10.鉄部のサビは「早期発見・早期補修」が重要
鉄部のサビは、初期段階であれば比較的簡単な補修で対応できる場合があります。
一方で、腐食が進行すると、塗装だけでは対応できず、部分交換や溶接補修、場合によっては階段全体の交換など、大掛かりな工事につながる可能性があります。
そのため、
サビを見つける
↓
状態を確認する
↓
必要に応じてケレン・防錆・塗装を行う
↓
定期的に点検する
というサイクルで管理することが重要です。
特にアパート・マンションの外階段や手すりは、入居者が日常的に利用する部分です。
「まだ使えるから大丈夫」と判断せず、サビの範囲や鉄部の厚み、腐食の進行状況などを専門家に確認してもらうことで、将来的な大規模な修繕を防げる可能性があります。
11.こんな症状があれば一度点検を
次のような症状が見られる場合は、鉄部の状態を確認することをおすすめします。
* 鉄骨階段に赤茶色のサビが出ている
* 手すりの塗装が剥がれている
* 鉄部の塗膜が膨れている
* 階段の踏板にサビが広がっている
* ボルトや接合部にサビがある
* 鉄部が変形している
* サビ汁が外壁に流れている
* 海に近い建物で鉄部の劣化が目立つ
* 前回の鉄部塗装から長期間経過している
特に「サビ+塗膜の膨れ・剥がれ」が見られる場合は、単なる表面的な汚れではなく、内部で腐食が進んでいる可能性があります。
また、階段を歩いたときに異音がする、踏板や手すりにぐらつきがあるといった場合は、安全に関わる可能性があるため、早めに専門業者へ相談しましょう。
12.まとめ|鉄部・鉄骨階段は建物全体の修繕計画で考える
アパート・マンションの鉄部は、雨風や紫外線、湿気などの影響を受けることで徐々に劣化します。
塗膜が劣化すると鉄が露出し、サビが発生します。
そしてサビを長期間放置すると腐食が進み、安全性の低下や修繕費用の増加につながる可能性があります。
特に鉄骨階段は、入居者が日常的に使用する設備であるため、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
また、藤沢市など湘南エリアの建物では、塩害による劣化にも注意が必要です。
鉄部だけを単独で考えるのではなく、
**外壁
+鉄部・鉄骨階段
+防水
+塩害対策**
というように、建物全体を総合的に見ながら修繕計画を立てることが重要です。
鉄部のサビがまだ小さい段階であれば、ケレンや防錆塗装などで対応できるケースがあります。
反対に、腐食が進行してからでは、鉄板交換や溶接、階段・手すりの交換など、大掛かりな工事が必要になる場合があります。
「少しサビているだけだから」と放置せず、気になる症状があれば早めに建物診断を受けることをおすすめします。
リペアウィズでは、アパート・マンションの建物診断から、外壁塗装、防水工事、鉄部塗装、鉄骨階段の補修、大規模修繕まで、建物の状態に合わせた修繕をご提案しています。
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