マンション・アパートの鉄部のサビ対策を徹底解説|原因・劣化症状・補修方法・塗装と交換の判断基準
こんにちは!リペアウィズです!!
「マンションの鉄部にサビが出ているけれど、このまま放置しても大丈夫?」「鉄扉や階段、手すりのサビは塗装で直せる?」「交換が必要になるのはどのような状態?」とお悩みの大家様、オーナー様、管理組合様、建物管理担当者様も多いのではないでしょうか。
マンションやアパートには、鉄扉、PS扉、外階段、手すり、門扉、避難階段、設備架台など、多くの鉄部が使用されています。鉄部は建物を安全に使用するために重要な役割を担っていますが、雨水や湿気、紫外線などの影響を受けることで、時間の経過とともに塗膜が劣化し、サビや腐食が発生することがあります。
鉄部のサビは、単に見た目が悪くなるだけではありません。サビを放置すると腐食が進行し、部材の強度低下や穴あき、開閉不良などにつながる可能性があります。建物の部位によっては、入居者様や施設利用者様の安全にも影響するため、早めに状態を確認することが重要です。
この記事では、マンション・アパートで発生する鉄部のサビについて、原因や劣化症状、放置するリスク、補修方法、塗装と交換の判断基準を総合的に解説します。
また、鉄部の種類や建物によって注意すべきポイントは異なります。この記事では全体的な考え方を分かりやすく紹介し、それぞれの部位について詳しく知りたい方は、関連する専門記事もご覧いただけるようにご案内します。
マンション・アパートの鉄部にはどのような場所がある?
マンションやアパートには、さまざまな場所に鉄部が使用されています。普段はあまり意識していなくても、建物を見渡してみると、多くの鉄製部材が使用されていることが分かります。
代表的な鉄部として、以下のような場所があります。
・玄関や共用部分の鉄扉
・PS扉
・外階段や避難階段
・階段や廊下の手すり
・バルコニーの手すり
・門扉やフェンス
・鉄骨部分
・設備架台
・シャッターやその他の金属部材
これらの鉄部には、それぞれ異なる役割があります。そのため、同じ「サビ」であっても、発生している場所によって注意すべきポイントは変わります。
例えば、鉄扉のサビでは開閉性能や扉本体の腐食が問題になることがあります。一方、外階段では利用者様が安全に昇り降りできる状態を維持することが重要です。手すりの場合は、身体を支える設備であるため、強度や固定部分の状態まで確認する必要があります。
そのため、鉄部のサビを発見した場合は、「サビがあるから塗装すればよい」と単純に判断するのではなく、その部材が建物の中でどのような役割を持っているのかを考えながら点検することが大切です。
鉄部にサビが発生する主な原因
鉄部のサビは、鉄が水分や酸素に触れることで発生します。しかし、マンションやアパートの鉄部には通常、塗装によって保護が施されています。それにもかかわらずサビが発生するのは、時間の経過とともに塗膜の保護性能が低下するためです。
塗膜の劣化
鉄部の表面に施工されている塗膜には、鉄を雨水や湿気、空気から守る役割があります。しかし、紫外線や雨風の影響を長期間受けることで、塗膜は徐々に劣化していきます。
色あせ、チョーキング、ひび割れ、塗膜の浮きや剥がれなどが発生すると、鉄部を十分に保護できなくなる可能性があります。塗膜が破損した部分から水分が入り込み、サビが発生することがあります。
雨水や湿気の影響
屋外に設置されている鉄部は、常に雨風の影響を受けています。特に、雨水が溜まりやすい場所や乾きにくい場所では、鉄部が湿った状態になりやすく、腐食が進行しやすくなります。
鉄扉の下部、階段の接合部分、手すりの支柱周辺などは、水分が残りやすい場所の代表例です。サビを補修する場合も、単に塗装するだけではなく、なぜその場所に水分が残っているのかを確認することが重要です。
立地環境による影響
建物が建っている環境によっても、鉄部の劣化スピードは変わります。日当たりが悪い場所や湿気が多い場所では、鉄部が乾燥しにくく、腐食が進みやすくなる場合があります。
また、海に近い地域では、塩分を含んだ風の影響によって鉄部の腐食が進行しやすくなることがあります。
同じマンションやアパートの中でも、建物の南側と北側、雨が当たりやすい場所と軒下では、鉄部の劣化状況が異なることがあります。そのため、建物全体を一律に判断するのではなく、部位ごとの状態を確認することが大切です。
鉄部のサビを放置するとどうなる?
鉄部に発生した小さなサビを見ると、「まだ大丈夫だろう」と考えてしまうこともあるかもしれません。しかし、鉄部のサビは時間が経過すると徐々に進行する可能性があります。
特に注意したいのは、見えているサビだけでは腐食の範囲を判断できない場合があることです。表面では小さなサビに見えていても、塗膜の下で腐食が広がっているケースもあります。
鉄部の腐食が進行する
サビを放置すると、鉄部の腐食が徐々に進行します。腐食が深くなると、鉄部そのものが薄くなり、部材の強度が低下する可能性があります。
軽度の段階であれば、サビを除去して適切な下地処理と塗装を行うことで保護できる場合があります。しかし、腐食が大きく進んだ場合は、塗装だけでは十分な修繕ができず、部材交換が必要になることもあります。
穴あきや変形につながる
鉄部の腐食が進行すると、最終的には穴が開くことがあります。また、部材によっては変形が発生し、正常に使用できなくなる可能性もあります。
例えば鉄扉の場合、腐食によって扉の建付けが悪くなったり、開閉しにくくなったりすることがあります。PS扉では、内部の設備や配管を点検する際に支障が出る可能性もあります。
修繕費用が大きくなる可能性がある
鉄部のサビは、早期に対応することで塗装工事による補修で済む可能性があります。しかし、腐食が進行してから対応すると、部分補修では対応できず、扉や手すりなどの交換が必要になる場合があります。
建物の修繕では、「小さな劣化を早めに修繕すること」が、将来的な大規模な修繕費用を抑えることにつながる場合があります。
鉄部はどのような劣化症状を確認すればよい?
マンションやアパートの鉄部を点検する際には、サビだけを見るのではなく、塗膜や部材全体の状態を確認することが重要です。
特に、以下のような症状がないか確認してみましょう。
・赤サビが発生している
・塗装が剥がれている
・塗膜が浮いている
・ひび割れが発生している
・鉄部の表面が膨れている
・穴が開いている
・部材が変形している
・扉や階段の開閉、使用に支障がある
・手すりや支柱がぐらついている
・接合部や固定部分に腐食がある
このような症状がある場合は、見た目だけで補修方法を判断するのではなく、専門業者による点検を行うことをおすすめします。
鉄部のサビは塗装で直せる?
鉄部にサビが発生していても、必ずしも交換が必要になるわけではありません。腐食が軽度で、鉄部そのものの強度が大きく低下していない場合は、塗装による補修で対応できる可能性があります。
鉄部塗装では、単純に新しい塗料を上から塗るだけではありません。既存の塗膜やサビの状態に合わせて、適切な下地処理を行うことが重要です。
ケレン作業で下地を整える
鉄部塗装では、まずケレン作業を行います。ケレン作業とは、劣化した塗膜やサビを除去し、塗装しやすい状態に下地を整える作業です。
下地処理が不十分な状態で塗装すると、新しい塗膜が十分に密着せず、短期間で剥がれたり、再びサビが発生したりする可能性があります。
サビ止め塗装を行う
サビを除去した後には、鉄部を保護するためのサビ止め塗料を施工します。その後、中塗りや上塗りを行い、鉄部を雨水や紫外線から保護します。
適切な工程で施工することで、美観を回復させるだけではなく、鉄部の劣化を抑えることにつながります。
鉄部を交換したほうがよいのはどのような場合?
一方で、腐食が大きく進行している場合は、塗装だけでは十分な修繕ができないことがあります。
例えば、以下のような状態では交換や部材補修を検討する必要があります。
・鉄部に穴が開いている
・腐食が内部まで進行している
・部材が大きく変形している
・開閉性能に問題がある
・手すりの強度が低下している
・固定部分や支柱が腐食している
・何度も補修を繰り返している
特に、建物の安全性に関係する鉄部については注意が必要です。例えば階段や手すりなどは、利用者様が日常的に使用する設備です。腐食の程度によっては、安全性を優先して交換を検討する必要があります。
マンションの鉄扉・PS扉のサビについて詳しく知りたい方へ
マンションやアパートでは、玄関周辺や共用部分に鉄扉やPS扉が設置されています。これらの扉は雨風や紫外線の影響を受けるため、築年数の経過とともに塗膜が劣化し、サビが発生することがあります。
鉄扉・PS扉のサビで注意したいのは、美観だけではありません。腐食が進行すると、扉の強度低下や穴あき、変形、開閉不良につながる可能性があります。特にPS扉の場合は、内部にある配管や設備を点検するためにも、正常に開閉できる状態を維持することが重要です。
軽度のサビであれば、ケレン作業によってサビや劣化した塗膜を除去し、サビ止め塗装を行うことで補修できる場合があります。一方、鉄部に穴が開いている場合や大きく変形している場合、扉枠まで腐食が進行している場合は、交換を検討する必要があります。
また、マンション内に複数の鉄扉やPS扉がある場合でも、すべてを同じ方法で修繕する必要があるとは限りません。軽度の扉は塗装、腐食が進んでいる扉は交換というように、建物診断の結果に合わせて修繕方法を判断することが大切です。
マンションの鉄扉・PS扉のサビ、塗装と交換の詳しい判断基準については、こちらの記事で詳しく解説しています。
介護施設の鉄部・手すりのサビについて詳しく知りたい方へ
介護施設には、屋外階段の手すり、廊下の手すり、避難階段、ベランダの手すり、門扉、設備架台など、多くの鉄部があります。
特に注意したいのが、利用者様が身体を支えるために使用する手すりです。手すりにサビが発生すると、表面がザラザラして手を傷つける可能性があります。また、腐食が進行すると、手すり本体や支柱、固定部分の強度に影響する可能性もあります。
介護施設の鉄部を点検する場合は、目に見える部分だけを確認するのではなく、支柱、固定金具、アンカー、溶接部分、接合部なども確認することが重要です。
軽度のサビや塗膜の剥がれであれば、適切な下地処理と塗装によって保護できる場合があります。しかし、腐食が深く進行している場合や、穴あき、固定部分の劣化がある場合は、部分補修や交換が必要になる可能性があります。
介護施設では、建物を利用しながら修繕工事を行うケースもあるため、利用者様の安全や動線にも配慮した工事計画が重要になります。
介護施設の鉄部・手すりの劣化症状や、塗装と交換の詳しい判断基準については、こちらの記事で詳しく解説しています。
鉄部全体のサビの原因・リスクについて詳しく知りたい方へ
「そもそも鉄部のサビはなぜ発生するの?」「小さなサビでも放置するとどうなる?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
鉄部のサビは、雨水や湿気などによって鉄が水分に触れることで発生します。通常は塗膜によって鉄部が保護されていますが、紫外線や雨風によって塗膜が劣化すると、鉄部が水分に触れやすくなります。
サビは発生した直後に急激な問題が起こるとは限りません。しかし、放置することで徐々に腐食が広がり、鉄部の表面だけではなく内部まで劣化が進行する可能性があります。
鉄部のサビ対策では、「サビがひどくなってから修繕する」のではなく、塗膜の劣化や小さなサビを早期に発見することが重要です。
定期的な点検と適切なタイミングでの鉄部塗装を行うことで、鉄部を長期間使用できる可能性があります。
鉄部のサビが発生する原因、放置するリスク、補修方法についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
鉄骨階段のサビについて詳しく知りたい方へ
マンションやアパートの外階段、鉄骨階段は、入居者様が毎日使用する重要な設備です。そのため、階段に発生したサビは、美観だけではなく安全面にも注意する必要があります。
鉄骨階段は雨風の影響を受けやすく、塗膜が劣化するとサビが発生することがあります。特に、踏板、側板、手すり、接合部分などは重点的に確認することが重要です。
軽度のサビであれば、ケレン作業によってサビを除去し、サビ止め塗装と上塗りを行うことで保護できる場合があります。しかし、腐食が進行して鉄部が薄くなっている場合や、穴あきが発生している場合には、部分的な補修や交換が必要になることがあります。
外階段は入居者様の生活に直結するため、工事を行う際には安全な動線の確保も重要になります。
鉄骨階段のサビを放置するリスク、補修方法、塗装を行うタイミングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
鉄部の修繕は建物診断を行って判断することが重要
鉄部のサビを発見した場合、「塗装すれば大丈夫」「サビがあるからすぐ交換」と判断するのではなく、まず現在の状態を正確に確認することが重要です。
建物診断では、サビの範囲や腐食の進行状況だけではなく、塗膜の状態、部材の強度、固定部分、接合部、使用状況などを確認します。
建物によっては、同じ種類の鉄部でも劣化状況が異なることがあります。そのため、マンション全体の鉄扉をすべて交換するのではなく、状態に応じて塗装、部分補修、交換を使い分けることも可能です。
適切な建物診断を行うことで、必要以上の工事を避けながら、建物の状態に合った修繕計画を立てやすくなります。
大規模修繕と合わせて鉄部を点検するのがおすすめ
マンションやアパートの鉄部修繕は、大規模修繕工事や外壁塗装、防水工事と合わせて検討することがおすすめです。
大規模修繕では、外壁や防水だけではなく、建物全体の劣化状況を確認します。その際に鉄扉、階段、手すりなどの鉄部も点検することで、必要な修繕範囲をまとめて把握できます。
建物全体の修繕計画を立てることで、「今回は塗装で対応する」「次回の修繕計画では交換を検討する」といった長期的な判断もしやすくなります。
特に築年数が経過しているマンションやアパートでは、外壁や防水だけではなく、鉄部の状態も合わせて確認することが重要です。
鉄部のサビを防ぐために定期的なメンテナンスを行いましょう
鉄部を長持ちさせるためには、サビが発生してから対応するだけではなく、定期的な点検とメンテナンスが重要です。
特に確認したい場所は、雨水が溜まりやすい部分、扉の下部、手すりの支柱周辺、階段の接合部分などです。
また、塗装の色あせや剥がれを発見した場合は、サビが発生する前に状態を確認することをおすすめします。
小さな劣化の段階で適切に対応することで、腐食の進行を抑え、将来的な大規模な修繕を防げる可能性があります。
まとめ
マンション・アパートの鉄部に発生するサビは、放置せず早めに状態を確認することが重要です。
鉄部のサビは、塗膜の劣化や雨水、湿気などによって発生します。軽度のサビであれば、適切なケレン作業とサビ止め塗装によって補修できる場合があります。
一方で、腐食が進行して穴あきや変形が発生している場合、強度や使用性能に問題がある場合は、塗装だけでは十分に対応できず、部分補修や交換が必要になることがあります。
また、鉄扉、PS扉、鉄骨階段、手すりなどは、それぞれ役割や注意すべきポイントが異なります。鉄部のサビを見つけた場合は、部位に合わせた適切な点検と修繕方法を選ぶことが大切です。
今回ご紹介した内容を参考に、さらに詳しく知りたい場合は、それぞれの専門記事もぜひご覧ください。
マンションやアパートの鉄部は、定期的な点検と適切なメンテナンスによって長く使用できる場合があります。小さなサビの段階で対応し、建物全体の修繕計画と合わせて管理していきましょう。
藤沢市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事、鉄部修繕を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね!
リペアウィズでは、建物の状態を確認し、お客様の建物に合わせた修繕プランをご提案しています。
アパート・マンションの鉄部のサビや劣化が気になる方は、お気軽にご相談ください!!









