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【オーナー様必見】初期費用0円大規模修繕の概要と活用方法

大規模修繕の豆知識新着情報 2026.07.18 (Sat) 更新

こんな悩み、ありませんか?

物件を持っていると、必ずと言っていいほど直面するのが「修繕」や「リノベーション」の壁です。

  • 空室が続いているけれど、リフォームする現金がない
  • 銀行に相談しても、他の借入があって審査が通らない
  • 与信枠はできるだけ他の投資のために残しておきたい
  • 外壁や屋上の傷みが気になるけれど、一括で数百万円は厳しい

こうした悩みを抱えながら、「直したいのに直せない」というモヤモヤを抱えているオーナーさんは、実はとても多いんです。

今日は、そんな悩みを解決するために生まれた、ちょっと面白い仕組みについてお話ししたいと思います。

「初期費用ゼロ」でリフォームができる仕組み

結論から言うと、こんな考え方です。

リフォームや修繕にかかる費用を、施工を請け負う会社が一旦立て替える。オーナーは、その分を毎月の分割払いでゆっくり返していく。

つまり、まとまったお金を用意する必要がないんです。銀行からお金を借りるわけでもないので、審査に落ちる心配も、与信枠を使う心配もありません。

文章だけだとイメージしづらいので、簡単な図で比べてみましょう。

ポイントは、「オーナーが資金を用意する」のではなく、「工事を請け負う会社が資金を用意する」という点。主役が入れ替わっているイメージです。

なぜ「初期費用ゼロ」が実現できるのか

「そんなにうまい話があるの?」と思いますよね。仕組みのタネは、意外とシンプルです。

工事を請け負った会社は、オーナーから毎月受け取る予定のお金(将来の分割払い)を、金融機関に売却して先に現金化しています。これは「債権の流動化」と呼ばれる仕組みで、スマートフォンやタブレットの分割払い販売などでも使われている、決して特殊なものではありません。

  • オーナーは、毎月少しずつ会社に支払う
  • 会社は、その将来の入金分をまとめて金融機関に売り、先に現金を受け取る
  • 金融機関は、投資として将来の入金を回収する

三者それぞれにメリットがあるからこそ成立している仕組み、というわけです。もちろん、この仕組みを維持するためには、格付けの取得や信託報酬、督促業務などの裏側のコストもかかっています。「ゼロ円」に見えて、実はきちんとコストは発生しているのですが、それをオーナーが表立って負担しなくていい、という設計になっている点が魅力です。

実際にはどんな場面で使われている?

この仕組みが活きるのは、たとえばこんなケースです。

① 空室だらけの物件を、手出しゼロでよみがえらせる 築年数の経った物件で、何室も空室が続いていた。融資が満額下りず断念しかけていたリフォームを、この仕組みで実現。結果、空室だった部屋から毎月のキャッシュフローが生まれるようになった。

② 古い戸建てを、民泊向けにリノベーション 格安で購入した空き家を、内装や家具・家電の入れ替えまで含めてまるごとリフォーム。自己負担は建物購入費のみで、リノベーション費用は毎月の支払いに。結果、賃貸で貸すよりも数倍の収益が見込めるようになった。

③ 老朽化した外壁・屋上の修繕 一括では出しにくい数百万円規模の修繕工事を、月々数万円の分割払いに。建物の資産価値を守りながら、資金繰りへの負担は最小限に抑えられた。

いずれのケースにも共通するのは、「本当は直したいけれど、資金面で一歩を踏み出せなかった」オーナーさんが、この仕組みによって最初の一歩を踏み出せた、ということです。

気をつけておきたいポイント

もちろん、良いことばかりではありません。

  • 対象になる物件や工事内容には条件がある(実需向けの物件は対象外など)
  • 審査には、レントロールや返済予定表など、それなりの書類が必要
  • 分割払いである以上、月々の支払いは長期間続く
  • 契約者は物件の所有者本人であることが前提

「借金ではないから気軽に使える」というより、「銀行融資とは別ルートの、もう一つの資金調達手段」として捉えるのが正しい距離感だと思います。実際に検討する際は、月々の支払額が家賃収入の増加分でしっかりカバーできるか、収支のシミュレーションをしてから進めるのがおすすめです。

まとめ

  • 修繕・リフォームの費用を、施工会社が立て替えて分割払いにできる仕組みがある
  • 銀行融資とは違い、審査や与信枠を気にしなくていい
  • その裏側には「債権の流動化」という、金融の世界ではよく使われる仕組みがある
  • 空室対策や民泊転用、外壁修繕など、幅広い場面で活用されている
  • ただし「万能」ではなく、条件やリスクも理解した上で使うのが大切

「直したいけど、お金がネックで動けない」——そんな時、選択肢の一つとして頭の片隅に置いておくと、次の一手が見えてくるかもしれません。

ブログ監修

代表取締役

柏木 雅人MASATO KASHIWAGI

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