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大規模修繕の時期・周期の記事一覧

外壁のひび割れは放置厳禁!大規模修繕で知っておきたい劣化症状と補修のポイント

こんにちは!リペアウィズです。 マンションやアパートは、日々紫外線や風雨、気温の変化、地震などの影響を受けています。そのため、築年数が経過すると外壁や屋根、防水層などに少しずつ劣化が現れます。 その中でも特に注意したいのが、**外壁に発生するクラック(ひび割れ)**です。 「細いひびだから問題ないだろう」「見た目だけの問題では?」と思われる方も少なくありません。しかし、小さなクラックでも放置することで雨水が建物内部へ侵入し、鉄筋の腐食や雨漏り、タイルの浮き・剥離など、建物全体へ大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、窓サッシ周辺やタイル外壁は建物の中でも特に雨水が浸入しやすい部分です。初期段階で適切な補修を行えば比較的少ない費用で済むケースでも、放置期間が長くなるほど修繕範囲が広がり、大規模修繕の費用も増加してしまいます。 建物を長く安全に維持し、資産価値を守るためには、劣化のサインを正しく理解し、適切なタイミングで点検・補修を行うことが重要です。 今回は、クラック補修やタイル補修の必要性、窓サッシ周辺の劣化、クラックが引き起こす悪化現象、そして早期修繕のメリットについて分かりやすくご紹介します。 それぞれのテーマについては詳しく解説した記事もありますので、気になる内容がありましたらぜひあわせてご覧ください。 大規模修繕でクラック補修・タイル補修が重要な理由 建物の外壁は、毎日紫外線や風雨、寒暖差、地震などの影響を受けています。そのため、築年数の経過とともにクラック(ひび割れ)やタイルの浮き・剥離といった劣化が発生します。 一見すると小さなひび割れでも、そこから雨水や湿気が建物内部へ侵入すると、コンクリート内部の鉄筋が腐食し始めます。鉄筋は錆びることで膨張し、周囲のコンクリートを押し出して「爆裂」と呼ばれる現象を引き起こすことがあります。ここまで劣化が進行すると補修範囲は大きくなり、修繕費用も増加してしまいます。 また、タイル外壁では接着力の低下によってタイルが浮いたり剥がれたりすることがあります。放置すると落下事故につながる危険性があり、安全面からも早めの点検・補修が欠かせません。 こうした劣化は建物の耐久性だけでなく、美観や資産価値にも大きく影響します。大規模修繕では建物全体を調査し、必要な箇所を適切に補修することで、将来的な大きな修繕を防ぐことができます。 クラックやタイル補修には劣化状況に応じた補修方法があり、症状によって最適な施工方法は異なります。 クラック補修やタイル補修の必要性、爆裂現象やタイル浮きが起こる原因については、こちらの記事で詳しく解説しています。 ▶ 「大規模修繕でのクラックの放置は危険?クラック補修・タイル補修の必要性」 窓サッシ周辺のひび割れは建物内部の劣化につながる 外壁に発生するクラックと同様に、見落とされやすい劣化の一つが窓サッシ周辺のひび割れです。窓サッシまわりは外壁の中でも雨水が集中しやすい部分であり、小さなひび割れであっても建物内部へ水が浸入するリスクが高い場所です。 一見すると細いひび割れであっても、そのまま放置すると雨水や湿気が外壁内部へ入り込み、建物の構造部分へ少しずつダメージを与えてしまいます。特にサッシ周辺は外壁材とサッシが接する部分であるため、建物の動きや経年劣化によってひび割れが発生しやすく、防水性能が低下しやすい箇所でもあります。 侵入した雨水は、外壁材の裏側や断熱材、下地材へと浸透し、木材や構造部材を湿らせる原因になります。さらに冬場には、浸入した水分が凍結と融解を繰り返すことでひび割れが拡大し、外壁材の破損や剥離につながるケースもあります。このような状態まで進行すると、塗装だけでは補修できず、外壁材の張り替えなど大掛かりな工事が必要になる場合も少なくありません。 また、窓サッシは建物の外部と内部をつなぐ部分であるため、水が侵入すると室内側へ影響が及ぶこともあります。壁紙の浮きやシミ、カビの発生だけでなく、床下や土台まで水分が到達することで建物全体の耐久性を低下させる原因となります。 木造住宅や木造アパートでは、湿気を含んだ木材は腐朽菌が繁殖しやすくなり、さらにシロアリ被害を招くリスクも高まります。シロアリは湿った木材を好むため、雨水の浸入を放置すると柱や土台が内部から食害され、建物の強度が低下する可能性があります。鉄骨造やRC造であっても、下地材や内装材への影響、カビの発生など、建物の快適性や耐久性を損なう原因になります。 このような劣化は、初期段階では外から見えにくく、気付いたときには内部まで被害が広がっているケースも少なくありません。そのため、大規模修繕では外壁だけでなく、窓サッシ周辺やシーリング材の状態まで含めて点検を行い、必要に応じて補修することが重要です。 窓サッシ周辺のひび割れは、一見小さな劣化に見えても、雨水の浸入や内部腐食、シロアリ被害など建物全体へ大きな影響を及ぼす可能性があります。建物の耐久性や資産価値を維持するためにも、早期発見と適切な補修を行うことが大切です。 窓サッシ周辺のひび割れが発生する原因や、放置した場合の劣化事例、補修方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。 ▶ 「放置危険!窓サッシのひび割れがもたらす建物の脅威」 クラック(ひび割れ)を放置すると建物の劣化はさらに進行する 外壁に発生したクラックは、放置する期間が長くなるほど建物内部の劣化を進行させます。初期段階では見た目に大きな変化がなくても、雨水や湿気が少しずつ建物内部へ浸入し、コンクリートや鉄筋などの構造部分に悪影響を与える可能性があります。 クラックが発生する原因はさまざまで、乾燥収縮や経年劣化、地震による揺れ、地盤の動き、施工時の条件などが挙げられます。また、クラックには細かな「ヘアクラック」や、構造に影響を及ぼす「構造クラック」など複数の種類があり、それぞれ補修方法や緊急性が異なります。そのため、見た目だけで判断せず、専門業者による点検を受けることが大切です。 特に注意したいのが、クラックから浸入した雨水による内部劣化です。コンクリート内部の鉄筋が錆びると膨張し、周囲のコンクリートを押し出してひび割れをさらに大きくします。そのまま進行すると、コンクリートが剥がれ落ちる爆裂現象や、白華現象(エフロレッセンス)などの劣化症状が現れることもあります。 また、外壁のクラックは建物の耐久性だけでなく、美観にも大きく影響します。汚れやコケ、カビ、雨だれなどの劣化症状と重なることで、建物全体が古く管理されていない印象を与えてしまいます。マンションやアパートでは第一印象が入居率にも影響するため、外観を良好な状態に維持することは資産価値を守るうえでも重要なポイントです。 劣化が進行してから修繕を行うと、補修範囲が広がるだけでなく、足場や下地補修なども必要となり、工事費用が大きくなる傾向があります。一方で、クラックが小さいうちに補修を行えば、建物内部への雨水の浸入を防ぎ、将来的な大規模修繕の負担を軽減することができます。 建物を長く安全に維持するためには、「まだ小さいひび割れだから大丈夫」と考えず、劣化の初期段階で適切な点検と補修を行うことが大切です。定期的な建物診断を実施することで、目に見えない劣化も早期に発見でき、結果として修繕コストの削減にもつながります。 クラックの種類や発生原因、放置することで起こる悪化現象については、こちらの記事で詳しく解説しています。 ▶ 「クラック(ひび割れ)を放置してしまうと起こる悪化現象!」 外壁の傷やひび割れは早期修理が建物を長持ちさせるポイント 外壁に発生した傷やひび割れは、時間の経過とともに少しずつ劣化が進行します。初期の段階では目立たない症状でも、放置することで建物内部へ雨水が浸入し、構造部分にまで影響を及ぼす可能性があります。そのため、大規模修繕では劣化の進行状況を正しく把握し、適切なタイミングで修理を行うことが重要です。 劣化は大きく分けて「初期」「中期」「後期」の3段階で進行します。初期段階では、塗膜の劣化や細かなひび割れが発生し、防水性能が少しずつ低下していきます。この時点で適切な補修を行えば、比較的小規模な工事で対応できるケースが多く、修繕費用を抑えられる可能性があります。 しかし、そのまま放置すると中期段階へ進み、雨水が外壁内部へ浸入してコンクリートや鉄筋の劣化が始まります。鉄筋が錆びて膨張するとコンクリートを押し出し、外壁の剥離や爆裂現象を引き起こす原因になります。建物の耐久性にも影響が現れ始め、この段階では部分補修だけでは対応できないケースも少なくありません。 さらに劣化が進行した後期段階では、外壁材の剥落や内部腐食が進み、建物全体の安全性に関わる問題へ発展することがあります。外壁材の落下は歩行者や入居者への事故につながる恐れもあり、大規模修繕が必要となる可能性が高まります。修繕範囲が広がることで工事期間や費用も増加し、建物への負担も大きくなります。 こうした事態を防ぐためには、定期的な建物診断を行い、劣化を早期に発見することが大切です。建物診断では、クラックの幅や深さ、外壁内部の状態などを確認し、建物の状況に応じた補修方法を検討します。特に築20年を超えるマンションやアパートでは、定期的な点検を行うことで、将来的な修繕費用を抑えながら建物の寿命を延ばすことができます。 早期修理は、修繕費用の削減だけでなく、建物の耐久性や資産価値の維持にもつながります。また、工事規模が小さく済むことで、入居者への負担や生活への影響も最小限に抑えることができます。大規模修繕を計画する際は、「まだ大丈夫」と判断するのではなく、建物診断を活用しながら最適なタイミングで補修を行うことが重要です。 外壁のひび割れが進行する流れや、早期修理のメリット、建物診断の重要性については、 こちらの記事で詳しく解説しています。 ▶ 「外壁の傷やひび割れを放置するとどうなる?劣化の流れと早期修理のメリット」 外壁クラックを放置しないことが大規模修繕のコスト削減につながる これまでご紹介したように、外壁のクラック(ひび割れ)は建物の美観だけでなく、防水性能や耐久性、安全性にも大きく関わる重要な劣化症状です。一見すると小さなひび割れであっても、放置することで雨水が建物内部へ浸入し、鉄筋の腐食や爆裂現象、タイルの浮き・剥離、雨漏りなど、さまざまなトラブルへ発展する可能性があります。 また、クラックの種類や劣化の進行状況によって補修方法は異なります。軽微なひび割れであれば比較的小規模な補修で対応できる場合がありますが、構造クラックや内部まで劣化が進行している場合は、建物の状況に合わせた適切な補修工事が必要になります。そのため、見た目だけで判断するのではなく、定期的な建物診断を行い、劣化状況を正確に把握することが大切です。 さらに、外壁材の種類によってもメンテナンス方法や修繕費用は異なります。タイル外壁は耐久性に優れていますが、浮きや剥離への対策が必要になります。一方、塗装外壁は定期的な塗り替えが必要ですが、早めに補修を行うことで建物全体の修繕費用を抑えやすくなります。 建物を長く安全に維持するためには、劣化が大きくなるまで待つのではなく、小さな異変を見逃さず、適切なタイミングで補修を行うことが重要です。定期的な点検と計画的な大規模修繕は、建物の寿命を延ばすだけでなく、将来的な修繕コストの削減や資産価値の維持にもつながります。 外壁クラックの種類や補修方法、修繕コストの考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。 ▶ 「大規模修繕で知っておきたい外壁クラックの基礎知識|補修方法・修繕コストを徹底解説」 大規模修繕で行われるクラック補修工法の種類と選び方 クラック(ひび割れ)が発生した場合、「ひび割れを埋めれば終わり」と思われる方も少なくありません。しかし、実際の大規模修繕では、クラックの幅や深さ、発生原因、建物の構造などを総合的に判断し、それぞれの状態に適した補修工法を選択します。 適切な補修工法を選ばなければ、一時的にひび割れが目立たなくなっても、時間の経過とともに再発してしまう可能性があります。建物を長く安全に維持するためには、見た目だけを直すのではなく、原因に合わせた補修を行うことが重要です。 クラックの状態によって補修方法は異なる クラックには、塗膜だけに発生している軽微なものから、コンクリート内部まで達している構造クラックまでさまざまな種類があります。 例えば、髪の毛ほどの細いヘアクラックであれば、防水性能を回復させるための補修が中心となります。一方、幅が大きく構造部分まで影響しているクラックでは、建物の耐久性を維持するための補修が必要になります。 そのため、大規模修繕では建物診断を行い、クラックの幅や深さ、発生箇所、劣化状況などを調査したうえで、最適な補修工法を選定します。 シール材充填工法 比較的軽微なクラックでは、シール材を充填して補修する方法が採用されることがあります。 この工法は、ひび割れ部分へ弾性のあるシーリング材を充填することで、雨水の浸入を防ぎ、防水性能を回復させることを目的としています。 建物は季節や気温の変化によってわずかに伸縮するため、柔軟性のあるシーリング材を使用することで、建物の動きに追従しやすくなります。 ただし、この工法は比較的軽微なクラックに適しており、構造的なひび割れには別の補修方法が必要となる場合があります。 Uカットシール材充填工法 幅が広くなったクラックでは、「Uカットシール材充填工法」が採用されることがあります。 この工法は、ひび割れ部分をU字型にカットして補修スペースを確保し、その中へプライマーやシーリング材を充填する方法です。 表面だけを埋めるよりもシーリング材の密着性が高く、防水性能や耐久性を確保しやすいことが特徴です。 マンションやアパートの外壁補修でも多く採用されており、外壁塗装とあわせて施工することで、美観と防水性能を回復させることができます。 樹脂注入工法(低圧注入工法) 構造クラックでは、エポキシ樹脂をクラック内部まで注入する「樹脂注入工法」が用いられることがあります。 専用の器具を使用して低い圧力で樹脂をゆっくり注入することで、クラック内部の細かな隙間まで充填できるため、コンクリートの一体性を回復させる効果が期待できます。 また、内部への雨水の浸入を防ぎ、鉄筋の腐食を抑制することにもつながります。 建物の耐久性に関わる重要な補修工法であるため、施工には十分な調査と専門的な知識・技術が求められます。 タイル外壁は浮きや剥離への対応も重要 タイル外壁では、クラック補修だけでなく、タイルの浮きや剥離への対策も欠かせません。 タイルは見た目に異常がなくても、接着力が低下して浮いている場合があります。そのまま放置すると落下事故につながる危険性があるため、大規模修繕では打診調査などを行い、浮きの有無を確認します。 調査の結果、浮きが確認された場合には、アンカーピンニング工法や樹脂注入工法、部分的な張り替えなど、劣化状況に応じた補修を実施します。 建物の安全性を確保するためにも、クラックだけでなくタイル全体の状態を確認しながら修繕を進めることが大切です。 建物の状態に合わせた補修方法を選ぶことが重要 クラック補修は、単にひび割れを塞ぐだけでは十分とはいえません。発生原因や建物の構造を考慮せずに補修を行うと、同じ場所に再びクラックが発生することもあります。 そのため、大規模修繕では建物全体の劣化状況を把握したうえで、補修工法を選定し、必要に応じて外壁塗装やシーリング工事、防水工事などを組み合わせながら施工を進めることが重要です。 適切な補修は建物の耐久性を回復させるだけでなく、将来的な修繕費用を抑えることにもつながります。建物を長く安全に維持するためにも、劣化症状に応じた最適な補修方法を選択し、計画的なメンテナンスを行いましょう。 まとめ 外壁に発生するクラック(ひび割れ)は、小さな劣化だからと放置してしまうと、雨水の浸入による内部腐食や鉄筋の錆び、爆裂現象、タイルの浮き・剥離、さらには雨漏りや建物全体の耐久性低下など、さまざまな問題を引き起こす原因となります。また、窓サッシ周辺のひび割れも建物内部へ水が浸入しやすい箇所であり、放置することで修繕範囲や費用が大きくなる可能性があります。 建物を長く安全に維持するためには、劣化が進行してから修繕するのではなく、定期的な建物診断によってクラックやタイルの状態を確認し、適切なタイミングで補修を行うことが重要です。早期に対応することで修繕費用を抑えられるだけでなく、建物の耐久性や資産価値の維持にもつながります。 大規模修繕は、建物の不具合を直すためだけではなく、将来にわたって安心して建物を維持するための大切なメンテナンスです。日頃から建物の状態に目を向け、計画的に点検や修繕を行うことで、長期的なコスト削減と入居者が安心して暮らせる環境づくりにつながります。 リペアウィズでは、マンション・アパートの大規模修繕をはじめ、クラック補修、タイル補修、外壁塗装、防水工事まで、建物の状態に合わせた最適な修繕プランをご提案しています。 建物のひび割れや外壁の劣化が気になる方、大規模修繕をご検討中の方は、お気軽にリペアウィズまでご相談ください!! 2026年7月24日 更新
大規模修繕の時期・周期大規模修繕の豆知識

大規模修繕で失敗しないために知っておきたい5つのポイント|工事期間・見積もり・修繕周期・流れ・費用を徹底解説

こんにちは!リペアウィズです!! マンションやアパートは年月の経過とともに、外壁や屋上、防水層、シーリング材、鉄部などが少しずつ劣化していきます。建物の安全性や資産価値を維持するためには、適切なタイミングで大規模修繕を行うことが欠かせません。 しかし、初めて大規模修繕を検討するオーナー様や管理組合様の中には、「いつ工事をすればいいのかわからない」「工事期間はどれくらいかかるのか」「見積もりは何社くらいから取ればいいのか」といった疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 大規模修繕は数百万円から数千万円、建物によっては1億円を超えることもある大きな工事です。そのため、施工会社に任せきりにするのではなく、工事の流れや見積もりの見方、修繕の適切な時期など、基本的な知識を知っておくことが、失敗しない大規模修繕につながります。 また、近年は建築資材や人件費の高騰により、以前よりも工事費が上昇する傾向があります。限られた修繕積立金を有効に活用するためにも、建物の状態を正しく把握し、本当に必要な工事を適切な時期に実施することが重要です。 この記事では、大規模修繕を検討しているオーナー様や管理組合様に向けて、工事期間・見積もりのポイント・修繕周期・工事の流れなど知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。 さらに詳しい内容については関連記事でも詳しくご紹介しています。大規模修繕を成功させるための基礎知識として、ぜひ最後までご覧ください。 大規模修繕の工事期間はどれくらい?着工までの流れも知って計画的に進めよう 大規模修繕を検討する際、多くのオーナー様や管理組合様が最初に気になるのが「工事期間はどれくらいかかるのか」という点です。 工事中は足場が設置され、外壁塗装や防水工事、シーリング工事などが行われるため、入居者様の日常生活にも少なからず影響があります。そのため、事前に工期の目安を把握し、余裕を持ったスケジュールを立てることが、大規模修繕を成功させる第一歩となります。 しかし、大規模修繕で知っておきたいのは、「工事期間=着工から完成までの期間」だけではないということです。実際には、建物診断や修繕計画の作成、施工会社の選定、住民説明会など、多くの準備工程が必要となります。 工事よりも時間がかかる「準備期間」 「工事は数か月で終わる」と聞くと、すぐに始められると思われる方も少なくありません。しかし実際には、工事開始までに半年から1年以上かけて準備を進めるケースも多くあります。 まずは建物の劣化状況を調査し、本当に修繕が必要な箇所を確認します。その結果をもとに修繕計画を作成し、予算を検討したうえで施工会社を選定します。さらに、見積もり内容を比較・検討し、管理組合やオーナー様の合意形成を経て契約を締結します。 工事が始まる前には、入居者様への説明会や工事スケジュールの周知も必要です。こうした工程を丁寧に進めることで、工事中のトラブルや認識の違いを防ぐことができます。 建物の規模によって工事期間は変わる 実際の工事期間は、建物の規模や修繕内容によって大きく異なります。 例えば、50戸未満の小規模マンションやアパートでは、外壁塗装や防水工事を中心とした修繕であれば約1〜3か月程度が一般的です。 50〜100戸程度の中規模マンションになると、施工範囲も広くなるため、約3〜6か月程度かかるケースが多くなります。 さらに100戸を超える大規模マンションでは、足場の設置範囲や施工箇所も増えることから、半年から1年以上に及ぶことも珍しくありません。 また、同じ戸数でも建物の形状や階数、外壁材の種類、タイル補修の数量、防水工事の範囲、設備更新の有無などによって工期は変動します。そのため、「○戸だから○か月」と一律に判断することはできません。 工期が延びる原因とは 大規模修繕では、当初の予定より工期が延びることもあります。 代表的な理由として挙げられるのが、天候の影響です。外壁塗装や防水工事は雨の日には施工できない工程が多く、梅雨や台風シーズンには予定どおり進まないことがあります。 また、工事が始まってから新たな劣化が見つかるケースも少なくありません。外壁を補修するために足場を設置した結果、タイルの浮きやコンクリートのひび割れ、鉄筋の腐食など、事前調査では確認できなかった不具合が発見されることがあります。 こうした追加補修は建物の安全性を守るために重要ですが、その分工期や費用が増える可能性があります。 入居者様への配慮も工事成功のポイント 工事期間中は、足場や飛散防止シートによって日当たりや眺望が変わるほか、高圧洗浄や電動工具による騒音、塗料の臭いなどが発生することがあります。 また、ベランダが一時的に使用できなくなったり、洗濯物を外に干せない日があったりするため、入居者様にとっては少なからずストレスとなります。 こうした負担を少しでも軽減するためには、工事内容や工程を事前に丁寧に説明し、変更があれば速やかに周知することが大切です。工事会社・管理会社・管理組合が連携し、情報共有を徹底することで、クレームやトラブルの防止にもつながります。 工事期間を正しく理解することが成功への第一歩 大規模修繕は、「工事を始めれば終わる」ものではありません。建物診断から計画、施工会社選び、入居者様への説明までを含めた一連の流れを理解し、余裕を持って準備を進めることが成功のポイントです。 また、工期を短くすることだけを優先すると、十分な下地補修が行われなかったり、品質が低下したりする恐れもあります。適切な工程管理と品質管理を行いながら、安全で長持ちする修繕工事を実施することが重要です。 工事期間の目安や建物規模ごとの違い、着工までの詳しい流れについては、下記の記事でさらに詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。 ▶ 「大規模修繕において、工事の期間は?規模別に解説」 大規模修繕の見積もりで失敗しないために|施工会社選びと比較のポイント 大規模修繕は、建物の資産価値や安全性を維持するために欠かせない工事ですが、その一方で数百万円から数千万円、建物の規模によっては1億円を超えることもある大きな投資です。そのため、「どの施工会社に依頼するか」「見積もりの内容をどのように比較するか」が、工事の品質や費用に大きく影響します。 実際には、「知り合いだから」「管理会社から紹介されたから」という理由だけで施工会社を決めてしまうケースもあります。しかし、それだけで判断してしまうと、工事内容や金額が本当に適正なのか判断できず、結果として不要な工事や想定以上の費用が発生する可能性もあります。 見積もりは必ず複数社から取得することが重要 大規模修繕では、複数の施工会社から相見積もりを取得することが基本です。 相見積もりを行うことで、工事費用の相場だけでなく、各社の提案内容や施工方法、保証内容の違いを比較できます。同じ建物であっても、施工会社によって工法や使用する材料、施工範囲が異なるため、見積金額に差が生じることは珍しくありません。 ただし、金額だけを比較してしまうのは危険です。安い見積もりには必要な工事が含まれていなかったり、使用する材料の品質が異なったりする場合もあります。 そのため、「何が含まれていて、何が含まれていないのか」を確認し、工事内容を比較することが重要です。 施工会社にはそれぞれ特徴がある 大規模修繕を依頼できる会社には、大きく分けて「管理会社」「ゼネコン・総合建設会社」「大規模修繕専門会社」の3つがあります。 管理会社は普段から建物を管理しているため相談しやすいというメリットがありますが、実際の工事は協力会社へ発注することも多く、中間マージンが発生する場合があります。 ゼネコンは総合的な管理能力に優れていますが、施工を下請会社へ依頼するケースもあるため、現場で実際に工事を行う会社の技術力も確認しておきたいポイントです。 一方、大規模修繕専門会社は、外壁補修や防水工事、塗装工事などの施工実績が豊富で、専門的な提案を受けられることが特徴です。建物の状態に合わせた工法を提案してもらえることも多く、コストと品質のバランスを重視したい方に適しています。 見積書で確認すべきポイント 見積書を見る際は、金額だけでなく内容を細かく確認しましょう。 例えば、 ・修繕範囲は明確に記載されているか ・使用する塗料や防水材の種類・メーカー名まで記載されているか ・数量や施工面積に誤りはないか ・足場や養生、廃材処分費などの諸経費が含まれているか ・保証内容や保証期間は明記されているか などを確認することで、後から「これは別料金です」といったトラブルを防ぐことができます。 また、「一式」という表記が多い見積書は、内容が分かりにくい場合があります。不明な点があれば遠慮せず施工会社へ質問し、納得したうえで契約することが大切です。 追加工事の対応も確認しておく 大規模修繕では、工事開始後に想定していなかった劣化が見つかることがあります。 例えば、外壁を調査した結果、タイルの浮きや内部のコンクリート劣化が判明し、追加補修が必要になるケースです。 このような場合に備えて、 ・追加工事が必要になった場合の判断基準 ・追加費用が発生する条件 ・事前に説明や承認を行う流れ などを契約前に確認しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。 実績やアフターフォローも重要な判断材料 施工会社を選ぶ際は、価格だけでなく、これまでの施工実績やアフターフォロー体制も確認しましょう。 施工事例やお客様の声、地域での実績などを見ることで、その会社がどのような工事を得意としているのかが分かります。 また、工事は完成して終わりではありません。万が一、不具合が発生した場合に迅速に対応してもらえるか、定期点検や保証制度が整っているかも重要なポイントです。 長く建物を維持していくためには、「工事後も安心して相談できる会社」であることが大切です。 適正な見積もりが大規模修繕成功の第一歩 大規模修繕は高額な工事だからこそ、「価格が安いから」「紹介されたから」という理由だけで決めるのではなく、工事内容・品質・保証・実績を総合的に比較することが重要です。 複数社から見積もりを取得し、それぞれの提案内容を十分に比較・検討することで、自分の建物に最適な施工会社を選ぶことができます。 適正な見積もりと信頼できるパートナー選びは、大規模修繕を成功へ導く最も重要なポイントの一つと言えるでしょう。 見積もりの取り方や施工会社の選び方、 設計監理方式と責任施工方式の違いなどについては、下記の記事でさらに詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。 ▶ 「大規模修繕のプロセス!見積もりの際に考えるべきポイントとは?」 大規模修繕は何回行う?2回目以降の修繕時期と長期的な計画の考え方 マンションやアパートの大規模修繕は、一度実施すれば終わりという工事ではありません。建物は年数の経過とともに劣化が進むため、適切なタイミングで修繕を繰り返し行うことで、安全性や資産価値を維持することができます。 「一度目の修繕は終わったけれど、次はいつ実施すればいいのか」「修繕周期を延ばすことはできるのか」と悩まれるオーナー様や管理組合様も多くいらっしゃいます。 ここでは、大規模修繕の一般的な周期や、2回目・3回目以降の修繕で注意すべきポイントについてご紹介します。より詳しい内容は、それぞれの記事で詳しく解説しています。 大規模修繕は一度では終わらない 一般的にマンションやアパートでは、築12~15年前後で1回目の大規模修繕を実施するケースが多く見られます。しかし、建物はその後も経年劣化が進むため、計画的に2回目・3回目の修繕を実施する必要があります。 国土交通省の調査では、2回目の大規模修繕は築26~33年頃に実施される事例が多く、平均では約30年前後となっています。 1回目は外壁塗装やシーリング、防水工事など外装を中心とした修繕が主体ですが、2回目以降になると設備機器や給排水設備、共用部の改修など、建物全体を対象とした工事が増えていきます。 建物の築年数が増えるほど必要な修繕内容も変化していくため、長期的な視点で修繕計画を立てることが重要です。 修繕内容は年数とともに変化する 1回目の大規模修繕では、防水性能や美観の回復を目的とした工事が中心となります。しかし築30年前後になると、単なる塗装や防水だけでは十分ではありません。 例えば、 ・外壁タイルの浮きや剥離補修 ・給排水管の更新 ・共用廊下や階段の改修 ・鉄部の交換 ・エレベーター設備の更新 ・建具やサッシの補修 など、建物内部や設備に関する工事も必要になってきます。 さらに3回目以降になると、設備更新や耐震性能、省エネ性能の向上なども検討されるケースが増え、一度の工事費用も高額になる傾向があります。 だからこそ、早い段階から修繕積立金や長期修繕計画を見直し、将来を見据えた準備を進めておくことが大切です。 修繕周期は延ばせるのか 近年では、高耐久塗料や耐久性の高いシーリング材、防水材の普及により、「修繕周期を15年程度まで延ばしたい」という考え方も広がっています。 確かに耐久性の高い材料を採用することで、工事回数を減らし、長期的なコスト削減につながる可能性があります。 しかし、単純に工事を先送りすることはおすすめできません。 外壁やシーリングの劣化を放置すると、雨水の浸入によって躯体内部の腐食や鉄筋の錆が進行し、結果的に修繕費用が大幅に増えてしまう恐れがあります。 重要なのは「何年経ったから工事をする」という考え方ではなく、「現在の建物の状態に合わせて最適な時期を判断する」ことです。 そのためには定期的な建物診断を実施し、劣化状況を正確に把握することが欠かせません。 長期修繕計画が建物の将来を左右する 大規模修繕を成功させるためには、その場限りの判断ではなく、20年、30年先まで見据えた長期修繕計画が重要になります。 建物診断を定期的に行い、必要な修繕内容を整理し、積立金とのバランスを確認しながら計画的に進めることで、急な出費や想定外の工事を減らすことができます。 また、適切なタイミングでメンテナンスを実施することで、建物の寿命を延ばし、資産価値や入居率の維持にもつながります。 「修繕周期を延ばしたい」「2回目以降の修繕では何を行うのか」「修繕積立金は足りるのか」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。 これらについては、実際の修繕周期の事例や工事項目、修繕費用を抑えるための考え方なども含めて、下記の記事で詳しく解説しています。 ▶「大規模修繕に適切な周期とは?2回目以降の大規模修繕実施時期と注意点」をぜひご覧ください。 大規模修繕の工事期間はどれくらい?着工前の準備から完成までの流れ 大規模修繕を計画する際、多くのオーナー様や管理組合様が気になるのが「工事はどれくらいの期間がかかるのか」という点ではないでしょうか。 足場が設置される期間や工事中の生活への影響はもちろんですが、実際には工事が始まるまでにも多くの準備期間が必要になります。 「思っていたより準備に時間がかかった」「工事開始まで1年以上かかった」というケースも珍しくありません。 ここでは、大規模修繕の計画開始から工事完了までのおおまかな流れと期間についてご紹介します。各工程の詳しい内容については、専門記事で詳しく解説しています。 大規模修繕は工事前の準備期間が長い 「大規模修繕=工事期間」というイメージを持たれる方も多いですが、実際には着工前の準備期間のほうが長くなることも少なくありません。 一般的には、計画開始から着工まで半年~1年半程度かけて準備を進めるケースが多くあります。 準備期間では、 ・修繕委員会の立ち上げ ・建物診断・劣化調査 ・修繕内容の検討 ・修繕予算の確認 ・施工方式の決定 ・見積もり取得・比較検討 ・施工会社の選定 ・総会での承認 ・契約・工事説明会 など、多くの工程を順番に進めていきます。 これらを丁寧に進めることで、工事開始後のトラブルや追加工事のリスクを減らすことができます。 工事期間は建物の規模によって異なる 実際の工事期間は、建物の規模や修繕内容によって大きく変わります。 例えば、小規模なアパートやマンションであれば1~3か月程度で完了することもありますが、中規模以上になると4~6か月程度、大規模マンションでは半年から1年以上かかるケースもあります。 工事内容によっても期間は変わり、 ・足場仮設 ・高圧洗浄 ・下地補修 ・シーリング工事 ・外壁塗装 ・防水工事 ・鉄部塗装 ・仕上げ・完了検査 といった複数の工程を順番に進めながら工事が行われます。 天候の影響を受ける工程も多いため、雨の日が続く時期には工程が変更される場合もあります。 工事期間中は入居者への配慮も重要 工事中は足場や飛散防止シートによって室内が暗くなったり、洗濯物が外に干せなかったり、高圧洗浄や補修工事による騒音が発生したりすることがあります。 また、防水工事や塗装工事では臭いが気になることもあり、入居者様への丁寧な説明や事前の周知が非常に重要です。 そのため、多くの施工会社では工程表の配布や工事説明会を実施し、作業内容や注意事項を事前に共有しています。 住民とのコミュニケーションが十分に取れている現場ほど、工事中のトラブルやクレームも少なく、スムーズに工事が進む傾向があります。 早めの準備が工事成功のポイント 「まだ修繕は先だから」と考えていても、いざ工事を始めようとすると、調査や見積もり、総会での承認など想像以上に時間が必要になります。 そのため、築10年前後になったら建物診断を実施し、修繕計画について少しずつ準備を始めることがおすすめです。 早めに計画を進めることで、施工会社も余裕を持って選定でき、複数社の比較検討や適正価格での発注もしやすくなります。 また、修繕積立金や資金計画についても時間をかけて検討できるため、無理のない修繕計画を立てることができます。 大規模修繕は、工事そのものだけでなく、準備段階から完成までを含めた長期的なプロジェクトです。各工程を理解し、余裕を持って進めることが成功への近道といえるでしょう。 工事期間の詳しい目安や各工程にかかる日数、着工前に行うべき準備、工事中によくあるトラブルと対策については、下記の記事で詳しくご紹介しています。 ▶「大規模修繕にかかる工事期間はどの程度?着工前の計画段階も含め、一般的な目安をご紹介」をぜひご覧ください。 藤沢市で大規模修繕を検討している方へ|工事の流れ・費用・助成制度を解説 大規模修繕を検討する際、「工事にはどれくらいの費用がかかるのか」「地域で利用できる補助制度はあるのか」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 特に藤沢市をはじめとする神奈川県内では、マンションやアパートの高経年化が進んでおり、計画的な修繕の重要性がますます高まっています。 しかし、大規模修繕は建物ごとに工事内容が異なるため、一概に費用を判断することはできません。また、補助制度についても対象となる建物や工事内容が限られているため、事前に確認しておくことが大切です。 ここでは、藤沢市で大規模修繕を検討する際に知っておきたい工事の流れや費用の目安、補助制度についてご紹介します。詳細については、専門記事で詳しく解説しています。 大規模修繕は事前準備が成功のカギ 工事は、建物診断から始まり、修繕計画の作成、施工会社の選定、見積もり比較、住民説明会など、多くの工程を経て着工します。 工事期間は一般的に3〜6か月程度ですが、準備期間を含めると1年以上かけて進めるケースも少なくありません。 特に施工会社選びでは、価格だけではなく施工実績や提案力、アフターサービスなども総合的に比較することが重要です。 複数社から相見積もりを取得し、内容を十分に比較検討することで、適正価格で品質の高い工事につながります。 工事費用は建物の規模や工事内容で変わる 大規模修繕の費用は、建物の規模や築年数、劣化状況によって大きく異なります。 例えば、 ・外壁塗装 ・屋上防水工事 ・シーリング工事 ・鉄部塗装 ・タイル補修 ・給排水設備の更新 など、どの工事を実施するかによって費用は大きく変動します。 また、足場設置や下地補修などは多くの工事で共通して必要になるため、まとめて施工することでコストを抑えられる場合もあります。 建物診断を行い、本当に必要な工事を見極めることが、無駄な費用を抑えるポイントです。 助成制度も事前確認が重要 藤沢市や神奈川県では、工事内容によって利用できる補助制度があります。 ただし、すべての大規模修繕が対象になるわけではなく、耐震改修や省エネ改修など、一定の条件を満たした工事のみ補助対象となる制度もあります。 補助金は年度ごとに内容や受付期間が変更されることもあるため、「工事が決まってから調べる」のではなく、計画段階から確認しておくことが大切です。 施工会社によっては補助制度の活用について相談できる場合もあるため、見積もり時にあわせて確認しておくと安心です。 建物の資産価値を守るために 大規模修繕は決して「劣化したから直すだけ」の工事ではありません。 計画的に修繕を行うことで建物の寿命を延ばし、美観を維持し、入居率の向上や資産価値の維持にもつながります。 また、定期的な点検やメンテナンスを組み合わせることで、大規模な劣化を未然に防ぎ、将来的な修繕費用を抑えることも可能です。 長く安心して建物を維持していくためには、建物の現状を正しく把握し、適切な時期に適切な工事を実施することが何より重要です。 藤沢市で大規模修繕をご検討中の方は、工事の流れや費用相場、利用できる助成制度などを事前に把握し、計画的に準備を進めましょう。 工事費用の目安や施工の流れ、藤沢市で利用できる補助制度についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事で詳しく解説しています。 ▶「藤沢市のマンション大規模修繕|工事の流れや費用、助成金まで徹底解説」をぜひご覧ください。 まとめ マンションやアパートの大規模修繕は、建物の美観を維持するためだけでなく、安全性や防水性能、そして資産価値を長く守るために欠かせない工事です。しかし、工事の規模が大きいからこそ、「いつ実施すればよいのか」「どのような流れで進めるのか」「どの業者に依頼すればよいのか」など、多くの疑問や不安を抱えるオーナー様や管理組合様も少なくありません。 本記事では、大規模修繕の工事期間や見積もりのポイント、修繕周期の考え方、着工までの流れ、藤沢市での工事費用や助成制度など、計画を進めるうえで知っておきたい基本的な内容をご紹介しました。 それぞれのテーマには、実際に工事を検討する際に役立つポイントや注意点が数多くあります。そのため、気になる内容がありましたら、本記事内でご紹介した各専門記事もぜひご覧ください。工事期間の目安や見積もりの比較方法、長期修繕計画の立て方などを、より詳しく解説しています。 藤沢市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね! リペアウィズでは、藤沢市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 藤沢市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事はリペアウィズお任せください!! 2026年7月22日 更新
大規模修繕の時期・周期大規模修繕の豆知識

大規模修繕で空室対策!入居率を高める方法と修繕のポイントを徹底解説」 このタイトルは、

こんにちは!リペアウィズです!! アパート・マンションを所有しているオーナー様の中には、「空室がなかなか埋まらない」「築年数が古くなり、建物の印象が悪くなってきた」「大規模修繕を考えているが、入居率にも効果があるのだろうか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。 賃貸経営では、家賃収入を安定させるために空室対策が欠かせません。しかし、家賃を下げるだけでは根本的な解決にならず、建物そのものの魅力を高めることも重要です。外壁や屋上、防水層、共用部などは年月とともに劣化が進み、見た目だけでなく安全性や防水性能も低下していきます。劣化を放置すると建物の資産価値が低下し、入居希望者から選ばれにくい物件になる可能性があります。 そのような状況を改善するために重要なのが大規模修繕です。建物の機能を回復させるだけではなく、外観の印象や共用部の使いやすさ、設備の充実などを見直すことで、物件全体の魅力向上にもつながります。 この記事では、大規模修繕と空室対策の関係をはじめ、工事中の空室募集の考え方、入居率を高める修繕の優先順位、内装リフォーム、外観や共用部の改善などについて概要をご紹介します。詳しい内容については、それぞれの詳細記事で解説していますので、気になるテーマがありましたらぜひあわせてご覧ください。 特にアパート・マンション経営で空室対策や資産価値の維持にお悩みの大家さんには、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。 大規模修繕と空室対策の関係 大規模修繕は、建物を長持ちさせるための工事というイメージを持たれがちですが、実際には空室対策や入居率の維持・向上にも大きく関わっています。 入居希望者が物件を探す際、最初に目にするのは建物の外観です。外壁の汚れやひび割れ、色あせ、共用部の老朽化などが目立つ建物は、室内を見る前の段階でマイナスの印象を与えてしまうことがあります。一方、外壁やエントランスがきれいに整備され、管理が行き届いている建物は、「安心して住めそう」「管理状態が良い」という印象につながりやすくなります。 また、入居者が重視するのは見た目だけではありません。雨漏りや防水性能の低下、共用部の破損などがあると、安全性や快適性への不安につながります。大規模修繕では、外壁補修や防水工事、鉄部塗装、シーリング工事などを計画的に実施することで、建物の性能を維持し、長期的な資産価値の向上にもつながります。 さらに、修繕のタイミングで共用部の照明をLEDへ交換したり、宅配ボックスなど人気設備を導入したりすることで、競合物件との差別化を図ることもできます。建物の状態や入居者ニーズに合わせた修繕を行うことで、空室対策としても高い効果が期待できます。 ただし、大規模修繕を実施すれば必ず入居率が向上するというわけではありません。建物の状況や地域特性、ターゲットとなる入居者層を踏まえながら、優先順位を決めて計画的に進めることが重要です。 【1】工事中の空室募集 大規模修繕を予定しているオーナー様の中には、「工事中は募集を止めたほうが良いのではないか」と考える方も少なくありません。しかし、工事期間中でも空室募集を行うことは十分可能です。むしろ、工事が終わるまで募集を控えてしまうと、その分だけ空室期間が長くなり、家賃収入にも影響を及ぼす可能性があります。 工事中に募集を行う際は、足場の設置や作業音などを隠さず説明し、修繕後に建物がどのように改善されるのかを丁寧に伝えることが重要です。外壁がきれいになることや、防水性能・耐久性が向上すること、共用部が使いやすくなることなどを説明することで、入居希望者へ安心感を与えやすくなります。 また、内見時には工事工程や完了予定時期を案内し、共用部の清掃や安全対策を徹底することで、管理体制の良い建物という印象につながります。工事中だから募集できないと考えるのではなく、情報提供や配慮を行いながら募集活動を進めることが、空室期間の短縮にもつながります。 工事中の空室募集を成功させるための具体的なポイントや、内見時の注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。 ▶工事中に空室募集しても大丈夫?内見対策と入居率低下を防ぐ方法 工事中に入居者へ配慮すべきポイント 大規模修繕では、工事内容だけではなく、入居者への配慮も重要なポイントです。工事中の対応が不十分だと、現在住んでいる入居者の満足度が低下するだけでなく、内見に訪れた入居希望者にも悪い印象を与えてしまう可能性があります。そのため、工事期間中はできる限り生活への影響を抑えるための取り組みが欠かせません。 まず重要なのが、工事内容やスケジュールを事前に周知することです。足場の設置日や高圧洗浄の日程、塗装工事の期間などをあらかじめ案内しておくことで、入居者は生活の予定を立てやすくなります。また、洗濯物が干せない期間や窓の開閉が制限される期間なども具体的に伝えることで、不要なトラブルを防ぎやすくなります。 工事中は騒音や振動、塗料の臭いなどが発生することがあります。これらを完全になくすことは難しいものの、作業時間を守ることや、必要に応じて事前にお知らせを行うことで、入居者の理解を得やすくなります。特に共働き世帯や在宅勤務をしている方が増えているため、工事による影響を最小限に抑える配慮が求められます。 共用部の管理も欠かせません。工事期間中は資材や工具を適切に整理し、廊下やエントランスを清潔に保つことが重要です。養生シートや安全表示を適切に設置することで、事故防止にもつながります。建物が整理整頓されているだけでも、「管理が行き届いている建物」という印象を与えやすくなります。 また、工事中に内見を行う場合は、完成後のイメージを伝える工夫も効果的です。完成予想写真や過去の施工事例を見てもらうことで、工事後の建物の魅力をイメージしやすくなります。修繕工事は一時的に不便を伴いますが、その先には建物の資産価値向上や住環境の改善という大きなメリットがあります。こうした内容を丁寧に説明することが、既存入居者の満足度向上や、新規入居者の安心感につながります。 【2】入居率アップの優先順位 大規模修繕では、すべての工事を一度に実施することが理想とは限りません。限られた予算の中で入居率を改善するためには、費用対効果を考えながら優先順位を決めることが重要です。 特に優先したいのは、外壁やエントランスなど第一印象に直結する部分、防水工事や安全対策など建物の性能を維持する工事、そして入居者ニーズの高い設備の更新です。建物の状態や周辺エリアの競合物件を分析し、ターゲットとなる入居者層に合わせて修繕内容を検討することで、より効果的な空室対策につながります。 入居率を高めるために優先すべき修繕内容や、費用対効果を考えた修繕計画については、こちらの記事で詳しく解説しています。 ▶大規模修繕で入居率は上がる?オーナーがやるべき優先順位とは 入居率が下がる建物の特徴 空室対策を考えるうえでは、「どのような建物が選ばれにくくなるのか」を理解することも重要です。建物の築年数だけが原因で空室が増えるわけではなく、適切なメンテナンスが行われているかどうかが大きく影響します。 例えば、外壁にひび割れや汚れが目立つ建物は、管理状態が悪いという印象を与えやすくなります。エントランスや共用廊下の照明が暗い、郵便受けが古い、植栽が手入れされていないなど、小さな要素の積み重ねも第一印象を左右します。 また、雨漏りや防水性能の低下、シーリングの劣化などを放置すると、建物の耐久性だけでなく、入居者の安心感にも影響します。設備面でも、インターネット環境や宅配ボックスなど、現在のニーズに対応できていない場合は競合物件に比べて見劣りすることがあります。 室内がきれいでも、共用部の管理が行き届いていない建物は、内見時の印象が悪くなり、契約につながりにくくなるケースがあります。そのため、外観・共用部・設備・安全性を総合的に見直すことが大切です。 さらに、修繕のタイミングを逃してしまうと、小さな劣化が大きな補修工事へ発展し、結果的に修繕費用が増加することもあります。計画的なメンテナンスは建物の寿命を延ばすだけでなく、長期的な賃貸経営の安定にもつながります。 近年では、建物そのものの性能だけでなく、「管理が行き届いているか」という点も入居希望者が重視する傾向があります。定期的な点検や清掃、大規模修繕を適切な時期に実施することで、安心して住める物件として評価されやすくなり、入居率の維持・向上にもつながります。 【3】内装リフォームで物件の魅力を高める 外観だけでなく、室内の印象も入居率を左右する重要なポイントです。築年数が経過した物件でも、床材や壁紙、建具をリフォームすることで室内の印象は大きく変わります。最近では、明るい色合いのフローリングやアクセントクロスを採用することで、広く清潔感のある空間を演出する事例も増えています。 また、キッチンや浴室、トイレなどの水回り設備を見直したり、インターネット設備や浴室乾燥機、LED照明など、入居者ニーズの高い設備を導入したりすることで、競合物件との差別化につながります。すべてを新しくする必要はなく、ターゲット層や予算に合わせて優先順位を決めながら改修を行うことが重要です。 内装リフォームのポイントや、空室対策につながる設備更新については、こちらの記事で詳しく解説しています。 ▶入居率改善のポイント!賃貸内装の魅力を高めて空室対策をする方法 【4】外観・共用部改善で第一印象を向上させる 入居希望者が最初に目にするのは建物の外観やエントランス、共用部です。そのため、外壁の汚れや色あせ、共用廊下の老朽化などは、物件全体の印象を大きく左右します。大規模修繕では外壁塗装や屋根の補修だけでなく、照明の更新や植栽の手入れ、エントランスの美観向上などを行うことで、建物全体の印象改善につながります。 さらに、宅配ボックスや防犯カメラなどの共用設備を充実させることも、入居者満足度の向上に効果的です。第一印象を良くすることは、内見につながる可能性を高めるだけでなく、長期的な資産価値の維持にも役立ちます。 外観美化や共用部改善のポイント、建物全体の魅力を高める方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。 ▶入居率改善のポイント!不動産価値を上げるための、外観美化と共用エリアの秘訣 修繕会社の選び方 大規模修繕を成功させるためには、工事内容だけではなく、修繕会社選びも重要です。同じような工事内容であっても、会社によって提案内容や施工品質、アフターサポートには違いがあります。そのため、価格だけで判断するのではなく、総合的に比較・検討することが大切です。 まず確認したいのが、アパート・マンションの大規模修繕の施工実績です。建物の構造や劣化状況によって適切な施工方法は異なるため、豊富な経験を持つ会社であれば、建物に合った修繕方法を提案してもらいやすくなります。 また、建物診断を丁寧に行っているかも重要なポイントです。現地調査を十分に行わずに見積もりを作成した場合、本当に必要な工事が含まれていなかったり、逆に不要な工事が提案されたりする可能性があります。調査結果を写真や報告書で分かりやすく説明してくれる会社であれば、工事内容についても安心して相談できます。 見積書についても、金額だけではなく工事項目や使用材料、施工範囲、保証内容まで確認しましょう。「一式」という表記が多い見積書では工事内容が分かりにくく、後から追加費用が発生する原因になることもあります。複数社から相見積もりを取り、同じ条件で比較することが重要です。 さらに、工事中の入居者対応や近隣への配慮も、施工会社選びでは欠かせない要素です。事前の案内や安全対策、現場の整理整頓などが徹底されている会社は、工事中のトラブル防止にもつながります。工事完了後の定期点検やアフターフォローが充実しているかどうかも確認しておくと安心です。 大規模修繕は一度工事をすれば終わりではありません。建物を長く維持するためには、その後の点検やメンテナンスも重要になります。長期的なパートナーとして信頼できる施工会社を選ぶことが、建物の資産価値を守ることにつながります。 まとめ 大規模修繕は、建物の劣化を補修するだけではなく、空室対策や入居率の向上、資産価値の維持にも大きく関わる重要な工事です。適切な時期に修繕を行うことで、外観や共用部の印象を改善し、防水性能や安全性を維持しながら、入居希望者に選ばれやすい建物づくりにつながります。 また、工事中であっても募集活動を工夫することで空室期間の短縮が期待できるほか、内装リフォームや設備更新、外観・共用部の改善を計画的に進めることで、競合物件との差別化も図ることができます。限られた予算の中では、建物の状態や入居者ニーズを踏まえ、優先順位を決めて修繕を進めることが大切です。 今回ご紹介した内容は、それぞれのテーマの概要です。工事中の空室募集の進め方や入居率アップにつながる修繕計画、内装リフォームのポイント、外観・共用部改善の方法については、各詳細記事でより詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧いただき、アパート・マンション経営や大規模修繕計画にお役立てください。 リペアウィズでは、建物診断から大規模修繕、外壁塗装、防水工事、空室対策まで、お客様の建物に合わせた最適なプランをご提案しております。大規模修繕をご検討の際は、お気軽にご相談ください。 2026年7月15日 更新
空き家対策大規模修繕の時期・周期大規模修繕の豆知識

大規模修繕において、工事の期間は?規模別に解析

マンション・アパート修繕専門店の谷川です。 今回は大規模修繕の、「工事期間」についてお話していきます。 大規模修繕は、建物の長寿命化や住環境の向上に欠かせない重要なプロジェクトです。 その一環として、工事期間の見積もりは入居者様の生活に大きな影響を与える要素となります。 ここでは、規模別に分けて工事期間の目安と留意点についてお話していきます。   着工までに掛かる期間・工程 大規模修繕は、計画をはじめて計画段階~工事が完了するまで約半年~2年掛かります。(規模や修繕内容によります。) 得に着工するまでの計画段階にかなりの時間が掛かります。 修繕委員会の結成・建物の調査診断・修繕工事の設計・施工会社の選定・契約・工事説明会の実施など着工まで時間を費やします。   規模別の工事期間や留意点について 小規模マンション(総戸数50戸未満)  小規模マンションの修繕工事期間は、一般的に約1ヶ月~3ヶ月程度が目安とされています。 工期が短い為、スケジュールの確実な遵守が重要です。 塗装や屋根の補修、共用部の改修などが主な作業内容です。 作業エリアが限られている為、入居者様の通行や生活への影響を最小限に抑える工夫が求められます。     中規模マンション(総戸数50~100戸位) 中規模マンションの工事期間は、約2ヶ月~6ヶ月程度が一般的です。 規模が大きくなるため、作業内容や工程の調整が複雑化します。計画段階での詳細なスケジュール設定と協力体制の確立が必要です。 外壁のリフォームやエレベーターの改修、配管工事などが行われます。 入居者様の多様な意見やニーズを考慮し、コミュニケーションと調整を行うことが重要です。 また、作業エリアや資材の保管場所などの管理が、入居者様への影響を最小限にするために必要です。     大規模マンション(総戸数100戸以上) 大規模マンションの工事期間は、約6ヶ月以上~1年以上と長期に及ぶ場合があります。 外装全体の更新や設備の大規模な改修が行われ、工程管理が一層重要となります。 工事期間が長期化する可能性があるため、進捗管理と入居者様への情報提供が重要です。 入居者様との連携を強化し、工事期間中の快適な生活を確保する工夫が求められます。   共通の留意点 入居者様とコミュニケーションを確保し、工事の進行や影響について情報提供を行うことが必要です。 予期せぬ事態に備えて、余裕を持ったスケジュールを設定し、計画変更への柔軟性を持つことが重要です。 作業現場の安全確保と、入居者様の生活環境の安定を両立させるための工夫が必要です。   最後に… 規模や修繕内容によって工事期間に関するポイントは異なりますが、どの規模においても入居者様とのコミュニケーションや計画の遵守、安全管理などが重要です。 また、工事期間中の入居者様のストレスを軽減する配慮を忘れずに行うことが、成功する大規模修繕の鍵となります。   ●修繕においてご不安なこと・ご不明点などございましたら、リペアウィズまでお問合せください。 アパートマンション修繕・外壁塗装・防水工事の専門スタッフがお客様のお悩みや不安を一緒になって解消できるようアドバイスさせていただきます。 ご相談やお見積りなど無料ですのでお気軽にお問合せください。 アパートマンション修繕専門店リペアウィズ お問合せはこちらから↓ 0120-979-219         2023年8月20日 更新
大規模修繕の時期・周期

マンションの大規模修繕の周期とは?12年と言われる理由について解析

こんにちは、マンション・アパート修繕専門店の谷川です。 建物の資産価値・安全性、住居者様の快適性など保つには、大規模修繕工事は必要不可欠です。 では、マンション・アパートの大規模修繕は、一体どれくらいの周期で行っていくものでしょうか? 皆様、計画されていますでしょうか? よく耳にするのが『12年』。あるいは15年、18年とも聞きます。 一体いつ、どんなタイミングで行うものなのでしょうか? 今回は大規模修繕の周期や現状についてお伝えしたいと思います。   大規模修繕の周期が12年と言われる理由 まずアパート・マンションの大規模修繕を行うにあたり周期や、回数、時期などに明確な決まりはありません。 その建物によって、劣化状況・立地条件・管理条件などはそれぞれ異なってきます。 例えば、建物の立地条件や環境的要因(海が近く塩害を受けやすい、湿気が多い、積雪が多い、など)はそれぞれ異なりますし、建物の形状や構造、管理状態なども異なります。 なので劣化状況や故障の発生具合は建物によって異なります。 その為、大規模修繕をするうえで正確に建物の状況を理解し修繕の時期を見極めることがとても大切です。 しかし、大規模修繕を計画する上で周期の目安と言われているのは、一般的に12~15年と言われています。 その理由は、平成20年に国土交通省が作成した『長期修繕計画作成ガイドライン』と、建築基準法に定められた『全面打診調査』が関係していると言われています。   国土交通省「長期修繕計画作成ガイドライン」の影響 国土交通省作成の長期修繕計画ガイドラインとは、長期修繕計画の基本的な考え方や計画の立て方、維持管理に必要不可欠な『長期修繕計画』の作成、改善、修繕積立金の設定などに関して、その方法や基本的な考えを細かく示しています。 その中で、修繕周期の考え方として12年程度で大規模修繕を行う例を紹介しています。 周期を12年と定めているわけではなく、目安の例として提示していました。 この長期修繕計画作成ガイドラインが公開されてから、このガイドラインを参考に修繕計画を立てる建物が増えました。   また新築の分譲マンションを建てる際、最初の長期修繕計画案は分譲会社が作成をしますが、その際もガイドラインを参考に12年周期で設定されているケースが多くあり、こういったことからマンションの大規模修繕は12年というイメージが一般化してきた理由です。 その後、令和3年に改正され、現在では『部材や工事の仕様等により異なるが一般的に12~15年程度』と示されています。   特定建築物定期調査の全面打診調査の義務化 建築基準法についても確認していきましょう。 建築基準法では『建築物の所有者、管理者又は占有者は、その建築物の敷地、構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するように努めなければならない』(建築基準方第8条第1項目)とされています。   そして、平成20年に一部改正された建築基法によって、定期報告制度の調査、検査基準などが厳しくなりました。 これにより、10年毎(3年以内に外壁修繕等が行われる場合はその時までに)全面打診等による調査を行うことが義務化されました。 この『全面打診調査』とは、外壁タイルなどの落下により歩行者等に危害を加えるおそれのある部分を全面的に打診等により調査することです。   3年以内に外壁の全面打診調査が必要となるのは、建物が竣工してから10年を経過し、外壁改修工事を10年を超えて行っていない場合や、歩行者等に危害が加わる恐れのある部分の『全面打診調査』を10年を超えて行っていない場合が該当します。 また築年数が浅く全面打診調査が必要な建物と該当しない場合でも、目視確認及び手の届く範囲や異常個所がある場合には打診調査が必要となります。少しややこしいので注意しましょう。 一方で、一部例外条件があり、3年以内に外壁の改修工事が決まっている場合や、歩行者等の安全を確保する為の対策が工講じられている場合は全面打診調査の必要がありません。   打診調査の方法 外壁打診調査の方法には、おもに6つの方法があります。(ここでは簡単にメリット/デメリットについても追記しています。)   ①仮設足場(安全性が高く大規模な建物可能/足場組立費用や設置・解体に時間が掛かる) ②高所作業車(足場がいらず屋根や屋上がない建物も調査可能/狭い場所は車両が入れない、許可証の申請、人員コストが掛かる) ③ロープアクセス(足場がいらず狭い場所も可能、特殊技術で安全性も高い/大規模な建物には向かない) ④ブランコ(足場がいらず狭い場所も可能/安全規格が明確でない、大規模な建物には向かない) ⑤ゴンドラ(足場がいらず、ゴンドラ内に足場があるので比較的安全/専用機材のコストが高い、大規模調査には向かない) ⑥赤外線サーモグラフィ(目視で分かりづらい箇所を地上からでも確認ができる/打診調査は別途必要)   このような方法があります。 費用や方法も異なりますので、対象建物に合った方法を選ぶことが大切です。   調査の仕方は、外壁仕上げ材(タイルやモルタル、石張り等)を目視にて劣化や損傷状況を確認し、打診棒と呼ばれるもので打診調査を行い、外壁の浮きの有無を確認をします。   ご自身の所有する建物はが特定建築物に該当する場合、この調査、報告が必要になる為このタイミングに合わせて大規模修繕を実施するマンションが多いことも12年周期の理由に繋がります。(特定建築物は国と地方自治体によって対象となる用途が異なるため詳細は特定政庁HPにてご確認ください。)     近年、大規模修繕が15~18年周期と言われてきている状況について 近年ではマンションの大規模修繕を15~18年などの周期で修繕計画をするマンションも多く出てきています。 これには大規模修繕で使用される材料の機能向上や施工方法の進化などが関係しています。 《大規模修繕の周期を延ばすメリット》 ●トータル工事回数を減らしコスト削減をすることが可能 例えば、改修工事には仮設足場が必要不可欠です。 一般的に大規模改修では、仮設工事費用が総工事の約15~20%程度となります。仮設足場は工事中にしか使用せず、工事完了後には解体撤去をします。 そのため仮設足場を架ける回数を出来るだけ減らすことで維持管理コスト削減にも繋がります。 ●入居者様に掛かるストレスの軽減 大規模修繕では入居者様の生活にも大きな影響があります。工事期間中の騒音や臭い、洗濯物が干せなかったりなど様々なストレスがあります。 トータル工事回数を減らすことで、入居者様のストレス軽減に繋がります。   《大規模修繕の周期を延ばすデメリット》 ●1回あたりの工事金額が高額 大規模修繕の回数を減らせば、それだけ工事費用を削減することはできますがそう単純なものではありません。 周期を延ばす分、修繕箇所が増えたり、耐久性の高い部材を使う必要があるなど理由で、1回あたりの工事費用が高額にはなります。 ●美観性・機能性が損なわれる可能性 ただ単に工事回数を減らし、耐久性の高い部材などを取り入れていない場合、建物の美観が損なわれたり劣化現象が現れます。それに よって入居率に響く可能性もあります。   《大手管理会社の取組の変化》 ほどんどのマンション管理組合で大規模修繕の計画は当初30年だったところを、竣工後60年に延ばすことで計画期間内のコストをどれくらい削減できるか可視化する取り組みをしています。その中で、12年周期で修繕を行った場合と18年周期で行った場合、通算でどれくらいの費用が生じ、コストがどれくらい削減できるのか等を出しています。   周期を見直すために必要なこと ただ単に周期を延ばせばいいということではなく、その建物の立地条件や環境の見直し、長周期化を実現する為の適切な材料の見極め、施工方法の採用、劣化状況の判断、修繕費用など様々なことを考慮した上で計画を立てていきましょう。 ポイントとしては、 ●新築施工時の施工不備を解消する(新築の場合) ●防水工事塗装工事など足場が必要な箇所の工事は高耐久性にする ●建物立地や環境条件による汚れ対策などを含めた工事仕様にする ●足場が必要な工事と不要な工事を分けて考える ●メリット・デメリットを踏まえ、考え方が違う複数の専門家の意見を聞く   こういったポイントが大規模修繕の周期を伸長する上で大切なことかなと思います。   終わりに… 大規模修繕の周期は必ずしも12年ではありません。冒頭にもお伝えした通り、その建物によって、劣化状況・立地条件・管理条件などはそれぞれ異なってきます。 メリット・デメリット、工事に充てる費用、考慮したい点など様々なことがありますので専門家の意見を取り入れ、計画していくことが大事です。 弊社でも無料相談を承っておりますので、お気軽にお問合せください。   弊社では、お客様の大規模修繕プロジェクトの見積もりも承っております。どうぞお気軽にお問合せください。 専門のスタッフがお手伝いさせていただきます。                  アパートマンション修繕専門店リペアウィズ お問合せはこちらから↓ 0120-979-219             2023年5月6日 更新
大規模修繕の時期・周期大規模修繕の豆知識

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