リペアウィズのスタッフブログ 記事一覧
外壁シーリング(コーキング)とは何か?役割について解析
修繕工事をするうえで、よく耳にする「シーリング」(コーキング)。 シーリングは、壁材の種類によっては必ず使用しなければなりません。 外壁の塗装をする際、このシーリングが劣化していないことはほどんどなく、一緒に修繕することがほとんどです。 それでは、シーリングとは何か、役割についてお伝えします。 シーリングとは? シーリング(コーキング)とは、外壁材と外壁材の間にある、ゴム状のパッキンのことをいいます。 外壁材同士を接合する隙間を密閉し、水や風の浸入や熱や音が伝わるのを防止するために使用される材料です。 コーキングとの違いは? 「シーリング」と似た言葉で「コーキング」という言葉があります。ほとんど同じような意味で使われます。 シーリングは外壁材の隙間や目地などに充填することによって、防水性や気密性を維持する目的があります。 コーキングも同じように隙間を充填することを言います。 また形が決まっているものをシーリング、チューブ状のものを絞り出して使用したり、ガンと呼ばれる道具を使用して施工するものをコーキング、と呼び名を使い分けされている場合もあります。 シーリングの種類は? シーリング材には大きく分けて2種類あり、1成分形と2成分形があります。製品の状態や用途、硬化の仕方によって分かれます。1成分形は自然と硬化していくタイプで、2成分形は硬化剤などを混ぜ科学反応を起こして固まるタイプです。 シーリング材は用途に合わせて様々な種類があり、シリコーン系・変形シリコーン系・ポリウレタン系・アクリル系・ポルサルファイド系など様々な種類があります。 種類によって特徴が違いますので部材や用途、施工方法に合ったものを選んでいきます。 シーリング材の役割 シーリング材が果たす役割についてみていきましょう。 建材を固定する、衝撃吸収 シーリング材は、建材を接着して固定する役割があります。部材同士が組み合わさる部分に隙間が生じるので、その隙間を埋めて固定する役割があります。 シーリングはゴムのように弾力性のある素材なので、温度変化による部材の伸縮・ズレ、地震などの振動や衝撃を気密性を高めることによって緩和をしてくれます。 ひび割れの防止 建物の変形や、地震などの振動・衝撃によってできるひび割れの防止として設計した位置に「目地」を設け、ひび割れを起こさないよう誘発させることができます。 またコンクリートやモルタルなどの外壁では種類によってはひび割れが生じやすいものがあります。シーリング材はひび割れの補修材としても使用されることがあります。 水の侵入を防ぐ シーリングを外壁に使用する場合、部材同士の隙間を埋め雨水の侵入を防いでくれます。サイディングボードやALCパネルなどの張り合わせる外壁材では、部材間に必ず隙間ができてしまいます。 またキッチンや洗面台、浴室など室内の水まわりでも使用され、水が浸入して腐食するのを防ぎます。 家の寿命を延ばすためにも水の侵入を防ぐことはとても大事です。 様々なところで使われているシーリング。残念ながら年数の経過や様々な外的要因などで、どうしても劣化はしていきます。 次回は劣化原因などについてお伝えしていきます。 ●分からない事やご不明点などございましたら、リペアウィズまでお問合せください。 アパートマンション修繕・外壁塗装・防水工事の専門スタッフがお客様のお悩みや不安を一緒になって解消できるようアドバイスさせていただきます。 ご相談は無料ですのでお気軽にお問合せください。 アパートマンション修繕専門店リペアウィズ お問合せはこちらから↓ 0120-979-219 2023年5月21日 更新外壁打診調査の方法やメリット・デメリットについて解析!
前回は外壁打診調査の対象となる条件についてお伝えさせていただきました。 今回は外壁打診調査の方法についてお話をさせていただきます。 外壁打診調査の方法 全面打診調査 打診調査の方法には、打診棒(パールハンマー/テストハンマー)と呼ばれる専用の道具を使い、外壁を叩き調査を行います。 打診棒とは写真のように、先端に鉄球が付いた金属製の棒で、伸縮が調整できるようになっています。 こちらの打診棒を使い、外壁面を滑らせたり叩いたりし、外壁の「浮きや剥がれ」を確認していきます。 剥がれや浮きがある箇所は叩いた時の反響音が違うことで確認ができます。 浮いていない箇所は「コツコツ」と小さな音がしますが、浮いている箇所は、「ポコポコ」と乾燥したような音がします。 (壁材によって音色は異なります。)これを打音調査といいます。 全面を対象としますので高所作業には、足場、高所作業車、ゴンドラなどをして使用して行います。 メリット ・点検調査が確実に行える。 デメリット ・工期が長い ・高所作業になるので料金が高い (最近では仮設足場を使わず屋上からロープを垂らし打診調査を行うこともあるので料金が抑えられることもあります。) 赤外線調査 近年注目されているのが、ドローンや高所カメラに赤外線を搭載した赤外線調査。 得にドローンは様々な用途があります。 赤外線カメラを使用し、外壁面を撮影し解析カメラのサーモグラフィによって「浮きや剥がれ」が確認することが出来ます。 メリット ・料金を安く抑えることができる ・工期短縮 ・安全性が高い デメリット ・都内など建物が密集している場所では調査自体が行いない場合もある。 ・どのように写真に写るかは、環境や時間帯、解析ツールなどによって左右されることもある。 どちらで調査するのかは管理者の方次第です。 二つの調査の特徴を理解した上で、どちらの調査方法を選択するのか検討してみてください。 ●分からない事やご不明点などございましたら、リペアウィズまでお問合せください。 アパートマンション修繕・外壁塗装・防水工事の専門スタッフがお客様のお悩みや不安を一緒になって解消できるようアドバイスさせていただきます。 ご相談は無料ですのでお気軽にお問合せください。 アパートマンション修繕専門店リペアウィズ お問合せはこちらから↓ 0120-979-219 2023年5月14日 更新外壁打診検査の対象条件について解析!
前回、大規模修繕の周期のコラムでも出てきました『外壁打診調査』。今回は更に詳しく、打診調査を行わないとどうなるのか、外壁打診調査の対象条件についてお伝えしていきます。 外壁打診調査の目的 平成20年の改正によって外壁の全面打診調査が義務化となりました。 この外壁打診調査の目的は、外壁タイルなどの落下により歩行者等に危害を加えるおそれのある部分を全面的に打診等により調査することです。 調査報告を怠ったり、虚偽の報告を行った場合は、百万円以下の罰金が課せられます。 対象建築物か確認をする しかし、全ての建築物が対象ではなく、外壁打診調査が必要な建築物にはいくつか条件があります。 所有する建物が条件に該当するのか確認してみてください。 外壁打診調査の対象となるのは、 ⓵定期報告対象建築物 ②外壁打診調査対象 の両方に当てはまっている建築物のみです。 ⓵定期報告対象となる特定建築物 劇場、映画館、旅館、ホテル、百貨店、病院、学校、博物館、下宿、共同住宅などの建築物において政令と特定行政庁が定めた規模や階数の条件を満たす場合に特定建築物となり、建築物調査・防火設備検査・建築設備検査の定期報告対象となります。 (※各都道府県のHPにて、対象規模が公開されているので確認してみましょう。) ②外壁打診調査の対象 定期報告の対象となっていた場合で、外壁の仕上げ材が対象か確認してみましょう。 打診調査対象となる外壁仕上げ材 外壁打診検査の対象となる外装材には大きく分けて3種類あります。 ・タイル張り(PC・ALC版の貼られる場合や工場で打ち込まれる場合も含む) ・石張り(乾式工法によるものを除く) ・モルタル(モルタル塗 一般的には20~40㎜) その上で、 ⓵竣工や外壁修繕から10年以上経っている ②過去3年以内に外壁打診検査を行っていない 上記2つの条件に当てはまっていただ打診調査の必要があります。 また、上記2つに当てはまっていなくても、 手の届く範囲での打診調査や双眼鏡などを使用した目視検査で異常が見つかった場合は、外壁打診調査する必要があります。 ただし、例外として 3年以内に外壁改修工事もしくは全面打診等が行われることが確実である場合、または別途歩行者の安全を確保するための対策を講じている場合、打診調査の対象となりません。 相次ぐ落下事故、、 外壁の落下事故に関しては過去に何度も起きています。 タイルが落下し、車を傷付けてしまったり、歩行者を怪我をさせてしまったり、、、 残念ながら実際死亡事故が発生したケースもあります。 その際、損害賠償の問題が発生します。所有者に賠償責任が問われた場合、経済的負担を背負う可能性もあります。 また所有建物自体の資産価値低下にも繋がり様々な影響が想定されます。 外壁の剥離によって大きな被害に繋がる前に、外壁打診調査や建物定期点検によって、いち早く不具合に気付くことがとても重要となります。 ●分からない事やご不明点などございましたら、リペアウィズまでお問合せください。 アパートマンション修繕・外壁塗装・防水工事の専門スタッフがお客様のお悩みや不安を一緒になって解消できるようアドバイスさせていただきます。 ご相談は無料ですのでお気軽にお問合せください。 アパートマンション修繕専門店リペアウィズ お問合せはこちらから↓ 0120-979-219 2023年5月9日 更新マンションの大規模修繕の周期とは?12年と言われる理由について解析
こんにちは、マンション・アパート修繕専門店の谷川です。 建物の資産価値・安全性、住居者様の快適性など保つには、大規模修繕工事は必要不可欠です。 では、マンション・アパートの大規模修繕は、一体どれくらいの周期で行っていくものでしょうか? 皆様、計画されていますでしょうか? よく耳にするのが『12年』。あるいは15年、18年とも聞きます。 一体いつ、どんなタイミングで行うものなのでしょうか? 今回は大規模修繕の周期や現状についてお伝えしたいと思います。 大規模修繕の周期が12年と言われる理由 まずアパート・マンションの大規模修繕を行うにあたり周期や、回数、時期などに明確な決まりはありません。 その建物によって、劣化状況・立地条件・管理条件などはそれぞれ異なってきます。 例えば、建物の立地条件や環境的要因(海が近く塩害を受けやすい、湿気が多い、積雪が多い、など)はそれぞれ異なりますし、建物の形状や構造、管理状態なども異なります。 なので劣化状況や故障の発生具合は建物によって異なります。 その為、大規模修繕をするうえで正確に建物の状況を理解し修繕の時期を見極めることがとても大切です。 しかし、大規模修繕を計画する上で周期の目安と言われているのは、一般的に12~15年と言われています。 その理由は、平成20年に国土交通省が作成した『長期修繕計画作成ガイドライン』と、建築基準法に定められた『全面打診調査』が関係していると言われています。 国土交通省「長期修繕計画作成ガイドライン」の影響 国土交通省作成の長期修繕計画ガイドラインとは、長期修繕計画の基本的な考え方や計画の立て方、維持管理に必要不可欠な『長期修繕計画』の作成、改善、修繕積立金の設定などに関して、その方法や基本的な考えを細かく示しています。 その中で、修繕周期の考え方として12年程度で大規模修繕を行う例を紹介しています。 周期を12年と定めているわけではなく、目安の例として提示していました。 この長期修繕計画作成ガイドラインが公開されてから、このガイドラインを参考に修繕計画を立てる建物が増えました。 また新築の分譲マンションを建てる際、最初の長期修繕計画案は分譲会社が作成をしますが、その際もガイドラインを参考に12年周期で設定されているケースが多くあり、こういったことからマンションの大規模修繕は12年というイメージが一般化してきた理由です。 その後、令和3年に改正され、現在では『部材や工事の仕様等により異なるが一般的に12~15年程度』と示されています。 特定建築物定期調査の全面打診調査の義務化 建築基準法についても確認していきましょう。 建築基準法では『建築物の所有者、管理者又は占有者は、その建築物の敷地、構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するように努めなければならない』(建築基準方第8条第1項目)とされています。 そして、平成20年に一部改正された建築基法によって、定期報告制度の調査、検査基準などが厳しくなりました。 これにより、10年毎(3年以内に外壁修繕等が行われる場合はその時までに)全面打診等による調査を行うことが義務化されました。 この『全面打診調査』とは、外壁タイルなどの落下により歩行者等に危害を加えるおそれのある部分を全面的に打診等により調査することです。 3年以内に外壁の全面打診調査が必要となるのは、建物が竣工してから10年を経過し、外壁改修工事を10年を超えて行っていない場合や、歩行者等に危害が加わる恐れのある部分の『全面打診調査』を10年を超えて行っていない場合が該当します。 また築年数が浅く全面打診調査が必要な建物と該当しない場合でも、目視確認及び手の届く範囲や異常個所がある場合には打診調査が必要となります。少しややこしいので注意しましょう。 一方で、一部例外条件があり、3年以内に外壁の改修工事が決まっている場合や、歩行者等の安全を確保する為の対策が工講じられている場合は全面打診調査の必要がありません。 打診調査の方法 外壁打診調査の方法には、おもに6つの方法があります。(ここでは簡単にメリット/デメリットについても追記しています。) ①仮設足場(安全性が高く大規模な建物可能/足場組立費用や設置・解体に時間が掛かる) ②高所作業車(足場がいらず屋根や屋上がない建物も調査可能/狭い場所は車両が入れない、許可証の申請、人員コストが掛かる) ③ロープアクセス(足場がいらず狭い場所も可能、特殊技術で安全性も高い/大規模な建物には向かない) ④ブランコ(足場がいらず狭い場所も可能/安全規格が明確でない、大規模な建物には向かない) ⑤ゴンドラ(足場がいらず、ゴンドラ内に足場があるので比較的安全/専用機材のコストが高い、大規模調査には向かない) ⑥赤外線サーモグラフィ(目視で分かりづらい箇所を地上からでも確認ができる/打診調査は別途必要) このような方法があります。 費用や方法も異なりますので、対象建物に合った方法を選ぶことが大切です。 調査の仕方は、外壁仕上げ材(タイルやモルタル、石張り等)を目視にて劣化や損傷状況を確認し、打診棒と呼ばれるもので打診調査を行い、外壁の浮きの有無を確認をします。 ご自身の所有する建物はが特定建築物に該当する場合、この調査、報告が必要になる為このタイミングに合わせて大規模修繕を実施するマンションが多いことも12年周期の理由に繋がります。(特定建築物は国と地方自治体によって対象となる用途が異なるため詳細は特定政庁HPにてご確認ください。) 近年、大規模修繕が15~18年周期と言われてきている状況について 近年ではマンションの大規模修繕を15~18年などの周期で修繕計画をするマンションも多く出てきています。 これには大規模修繕で使用される材料の機能向上や施工方法の進化などが関係しています。 《大規模修繕の周期を延ばすメリット》 ●トータル工事回数を減らしコスト削減をすることが可能 例えば、改修工事には仮設足場が必要不可欠です。 一般的に大規模改修では、仮設工事費用が総工事の約15~20%程度となります。仮設足場は工事中にしか使用せず、工事完了後には解体撤去をします。 そのため仮設足場を架ける回数を出来るだけ減らすことで維持管理コスト削減にも繋がります。 ●入居者様に掛かるストレスの軽減 大規模修繕では入居者様の生活にも大きな影響があります。工事期間中の騒音や臭い、洗濯物が干せなかったりなど様々なストレスがあります。 トータル工事回数を減らすことで、入居者様のストレス軽減に繋がります。 《大規模修繕の周期を延ばすデメリット》 ●1回あたりの工事金額が高額 大規模修繕の回数を減らせば、それだけ工事費用を削減することはできますがそう単純なものではありません。 周期を延ばす分、修繕箇所が増えたり、耐久性の高い部材を使う必要があるなど理由で、1回あたりの工事費用が高額にはなります。 ●美観性・機能性が損なわれる可能性 ただ単に工事回数を減らし、耐久性の高い部材などを取り入れていない場合、建物の美観が損なわれたり劣化現象が現れます。それに よって入居率に響く可能性もあります。 《大手管理会社の取組の変化》 ほどんどのマンション管理組合で大規模修繕の計画は当初30年だったところを、竣工後60年に延ばすことで計画期間内のコストをどれくらい削減できるか可視化する取り組みをしています。その中で、12年周期で修繕を行った場合と18年周期で行った場合、通算でどれくらいの費用が生じ、コストがどれくらい削減できるのか等を出しています。 周期を見直すために必要なこと ただ単に周期を延ばせばいいということではなく、その建物の立地条件や環境の見直し、長周期化を実現する為の適切な材料の見極め、施工方法の採用、劣化状況の判断、修繕費用など様々なことを考慮した上で計画を立てていきましょう。 ポイントとしては、 ●新築施工時の施工不備を解消する(新築の場合) ●防水工事塗装工事など足場が必要な箇所の工事は高耐久性にする ●建物立地や環境条件による汚れ対策などを含めた工事仕様にする ●足場が必要な工事と不要な工事を分けて考える ●メリット・デメリットを踏まえ、考え方が違う複数の専門家の意見を聞く こういったポイントが大規模修繕の周期を伸長する上で大切なことかなと思います。 終わりに… 大規模修繕の周期は必ずしも12年ではありません。冒頭にもお伝えした通り、その建物によって、劣化状況・立地条件・管理条件などはそれぞれ異なってきます。 メリット・デメリット、工事に充てる費用、考慮したい点など様々なことがありますので専門家の意見を取り入れ、計画していくことが大事です。 弊社でも無料相談を承っておりますので、お気軽にお問合せください。 弊社では、お客様の大規模修繕プロジェクトの見積もりも承っております。どうぞお気軽にお問合せください。 専門のスタッフがお手伝いさせていただきます。 アパートマンション修繕専門店リペアウィズ お問合せはこちらから↓ 0120-979-219 2023年5月6日 更新塗り替えが必要な劣化症状について解説
前回は外壁塗装の目的や塗料の種類についてお伝えしました。今回は具体的に塗り替えが必要な劣化症状についてご説明していきます。 劣化は必然的に起こるものなので、100%防止することはできません。しかし、劣化の状況や劣化部分の材質などに合わせて適切な方法で早期に修繕することで抑制し維持していくことが可能です。 劣化症状にはどんなものがあるの? 大規模修繕での塗り替えが必要な劣化症状としては、主に以下のようなものがあります。 チョーキング現象(白亜化現象) 外壁を手で触ると、チョークの粉のような細かい粒子が付着することをチョーキング象といいます。これは風雪や紫外線などのよって塗料が損傷し分解され粉状になって表面に現れたものです。塗膜の劣化症状の一つです。まれに施工不良の場合もあります。 塗膜の剥がれ 外壁が剥がれる原因は施工不良か経年劣化によるものです。塗装後すぐ(おおよそ1年以内)で剥がれが生じた場合は、施工不良の可能性があります。塗装後かなり時間が経過(おおよそ10年前後)していて剥がれが生じた場合は塗膜の劣化の可能性が高いです。塗料の耐久年数にもよります。建物の外壁や屋根に塗られた塗料の表面が剥がれたりしている場合は、新しい塗料を塗り直す必要があります。塗膜が剥がれると、建物が雨や風などの自然の影響から守れなくなり、水漏れや劣化の原因となります。 色あせや変色 塗料が長期間にわたり紫外線や日光、雨風にさらされると、色あせや変色、艶がなくなってきます。このような状態では、建物の美観が損なわれ、古く見えたり年季が入っているように見えます。塗料が劣化して防水性能が低下し、さらに劣化を進める原因となります。 クラックやひび割れ クラックとは外壁に現れたひび割れです。クラックは主に大きく分けて2種類あります。割れが外壁内部まで達している『構造クラック』と、表面の塗膜のみで発生している『ヘラークラック』です。建物の外壁や屋根にクラックやひび割れが生じた場合は、塗料が劣化しているため、新しい塗料を塗り直す必要があります。クラックやひび割れは、そこから雨水が侵入し、壁内部や柱などの木材に水が浸み込んで腐食を進め、建物全体の劣化を招く可能性があります。 錆(サビ)や腐食 建物に金属部分がある場合、長期間にわたる雨や風の影響で錆や腐食が生じることがあります。錆や腐食が進行すると、建物の耐久性が低下(質材の老朽化)し、危険な状態に陥ることもあります。サビを放置すると『もらい錆』や『サビ汁』の原因になり、美観も損なわれます。 シーリングの劣化 シーリング(コーキング)とは外壁材の継ぎ目にある目地埋める『充填材』のことをいいます。一般的にはゴムのような伸縮性の高い素材が使われます。隙間からの浸水を防ぎながら、地震の揺れや熱による建材の膨張・伸縮を吸収し建材が割れてしまうことを防ぐ役割があります。 これらの症状が見られた場合は、早期に建物の状態をチェックし、必要な修繕や塗り替えを行うことが重要です。 また、定期的なメンテナンスや点検を行うことで、建物の劣化を早期に発見し、対策を取ることができます。 2023年5月3日 更新大規模修繕での外壁塗装とは?目的や塗料の種類などについて解析!
マンション・アパートの外壁塗装は、建物の美観、耐久性、資産価値などに関わる重要なメンテナンス作業です。 外壁塗装が剥がれたり、色褪せたりすると、建物の印象が悪くなり、住民や来訪者に不快感を与えることがあります。また、外壁塗装が劣化してしまうと、建物自体にも損害が及ぶ場合があり、修繕費用がかさむ可能性があります。 そこで本記事では、マンションの外壁塗装についてメンテナンスの重要性や、外壁塗装の種類、などについて説明します。 外壁塗装を行う重要性とは マンションの外壁塗装をすることには、様々なメリットがあります。代表的なものをいくつかご紹介します。 美観の向上 外壁塗装は、建物の見た目を大きく変えることができます。劣化していたり、色褪せたりした外壁を新しい塗料で塗り替えることで、建物全体の美観を向上させることができます。また、外壁塗装によって、周囲の景観に対する影響も大きく変わり、周囲の住民や来訪者に好印象を与えることができます。 機能回復・耐久性の向上 外壁塗装は、建物を外部からのダメージから守る役割があります。建物の外壁には、風雨や紫外線、酸性雨などの外部からのダメージがあります。適切な塗料を選んで塗り直すことで、建物の耐久性を向上させ、外部からの影響を抑えることができます。また、適切なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばすことができます。 省エネ効果の向上 適切な塗料を選ぶことで、外壁塗装は建物の省エネ効果を向上させることができます。特に、夏場の冷房費用を減らすためには、外壁塗装が重要です。適切な塗料を選ぶことで、太陽光を反射し、建物内部の温度上昇を抑えることができます。その結果、冷房費用を減らすことができます。 建物の価値向上 壁塗装は、建物の価値を向上させることができます。美観の向上、耐久性の向上、省エネ効果の向上などによって、建物の価値が高まるため、将来的に売却する場合にもプラスの影響を与えることができます。 外壁塗装の種類とは それでは外壁塗装に使われる塗料について説明していきます。現在、様々な性能の種類の塗料があります。一般的に塗料の耐用年数と価格は比例しています。今回は代表的な塗料の種類とその特徴や耐用年数などについてご紹介します。 アクリル塗料 耐用年数:約5~7年 昔はアクリル塗料が主流でした。アクリル塗料は、比較的安価でありながら、施工性が良く、防水性や耐候性にも優れています。また、色の種類も豊富で、美しい外観を実現することができます。ただし、耐久性はそれほど高くありませんので、数年おきに塗り直す必要があります。 ウレタン塗料 耐用年数:約8~10年 ウレタン塗料もアクリル塗料と同様に以前は主流でした。アクリル塗料に次いで安価な塗料です。光沢感があり、ひび割れが発生しにくい特徴があります。紫外線に弱く汚れが付着しやすいなど、環境により劣化がしやすい塗料でもあります。こちらも数年おきに塗り直す必要があります。 シリコン塗料 耐用年数:約10~15年 現在最も多く使われているのがシリコン系塗料です。シリコン塗料は、耐候性や防水性に優れているため、長期間にわたって効果を発揮します。また、塗膜の柔軟性が高いため、建物が微妙に変形することに対しても耐えることができます。ただし、アクリル塗料に比べて価格が高いため、コスト面での検討が必要です。 フッ素塗料 耐用年数:約15~20年 フッ素塗料は、シリコン塗料に比べて耐候性が高く、色あせや汚れがつきにくいことが特徴です。また、UVカット効果も高く、建物の内部を紫外線から守ることができます。ただし、シリコン塗料に比べて価格が高いため、コスト面での検討が必要です。 セラミック塗料 耐用年数・約15~20年 セラミック塗料とは、セラミックを含有した塗料の総称です。従来の塗料に比べて高い断熱効果を発揮するため、省エネ効果が期待できます。また、紫外線や酸性雨に対する耐性も高く、長期間にわたって効果を発揮します。ただし、価格が比較的高いため、コスト面での検討が必要です。 塗り替えのタイミング 大規模修繕における塗装の塗り替えタイミングは、建物の状態や使用環境、塗料の種類によって異なりますが、一般的には、15年から20年程度での塗り替えが推奨されています。 大規模修繕では、外壁塗装だけでなく、屋根塗装や防水工事なども含まれるため、塗り替えの頻度が一般的な外壁塗装よりも長くなる場合があります。また、建物の外観や機能性を維持するためには、早めに塗り替えを行うことが重要です。 大規模修繕では、塗装の塗り替えだけでなく、建物の検査や修繕、改修工事なども行われるため、計画的な管理が必要です。定期的な点検やメンテナンスを行い、建物の状態を把握することで、適切なタイミングでの塗り替えを行うことができます。 また、大規模修繕においては、耐震性や断熱性の向上など、建物の機能性も向上させることができます。そのため、塗装の塗り替えだけでなく、建物全体の改修計画を立てることで、より長期的な視野での管理が可能になります。 ●分からない事やご不明点などございましたら、リペアウィズまでお問合せください。 アパートマンション修繕・外壁塗装・防水工事の専門スタッフがお客様のお悩みや不安を一緒になって解消できるようアドバイスさせていただきます。 ご相談は無料ですのでお気軽にお問合せください。 アパートマンション修繕専門店リペアウィズ お問合せはこちらから↓ 0120-979-219 2023年4月30日 更新屋上防水工事とは?種類や施工方法、耐用年数の解析
前回は防水工事についてお伝えしました。今回は防水工事の中でも、特に施工依頼の多い屋上防水についてお伝えしていきます。 屋上防水の役割 まず『屋上防水』は、住民の快適な生活を支える上で非常に重要な役割を担っています。 屋上は、直接的に日光や雨水、風などの自然要素にさらされる場所です。また、エアコンの室外機や給湯器などの設備が設置されている場合があります。 これらの設備が雨漏りなどの被害を受けた場合、住民の生活に支障が出ることもあります。 屋上防水が不十分だと、雨水が建物内部に浸入し、壁や柱などの木材を腐食させます。 また水たまりができ、そこで藻や苔が繁殖することもあります。 これらの被害が長期間続くと、建物の構造体にダメージを与え、雨漏りやシロアリの被害などが発生し、建物自体の耐久性にも影響を与えることになります。 屋上防水の種類 屋上防水には、主に以下の方法があります。 FPR防水 FPR防水とは、繊維強化プラスチックを屋上に塗布する施工方法です。 床面にFRPシートを敷き、その上に樹脂を塗布して硬化させます。硬化後、トップコートという保護仕上げ材を塗り、紫外線や強風などダメージから表面を守ります。 FPRは防水性だけでなく、耐久性・耐熱性・耐熱性が高い特徴があります。 耐用年数は10~15年程です。 メンテナンス性も良く工期が短く、マンションやビルの屋上防水だけでなく、ベランダやバルコニー、トンネルや橋梁の防水、貯水槽の防水などにも使用されています。 ウレタン防水 ウレタン防水も同じく塗料を塗って防水層を作る施工方法です。液体状のウレタン樹脂を塗り重ねることで防水層を形成します。ウレタン防水には、大きく分けて「密着方法」と「絶縁方法」という2種類の工法があります。 耐用年数は8~10年程です。 ウレタン樹脂は、耐久性や防水性に優れており、比較的安価に施工ができ、防水材料として広く利用されています。 シート防水 シート防水は、防水シートを屋上に貼り付ける方法です。ゴム製シートや塩化ビニールシートなど、種類によって防水効果や耐久性が異なります。張り方には「接着工法」と「機械的固定方法」の2つの施工方法があります。 耐用年数は10~15年程度です。 施工が簡単で施工期間が短く、比較的安価なため、よく使われる方法の一つです。また、メンテナンスも比較的簡単です。 アスファルト防水 アスファルト防水は昔からある屋上防水の施工方法です。合成繊維不織布に、液状に溶かしたアスファルトを染み込ませコーディングしたシート状のルーフィング(定型材)を張り重ねて形成する施工方法です。 アスファルト防水は主に「常温工法(冷工法」・「トーチ工法」・「熱工法」と分類されます。 耐用年数は15~30年程度です。 防水層を厚くできるので、防水性が高く耐用年数も高いのが特徴です。 以上のように、屋上防水には様々な方法がありますが、どの方法を選択するにしても、施工前に十分な検討が必要です。また、定期的なメンテナンスが必要であることも忘れずに注意しましょう。屋上防水をしっかりと行い、安心してマンション生活を送ることができるようにしましょう。 ●分からない事やご不明点などございましたら、リペアウィズまでお問合せください。 アパートマンション修繕・外壁塗装・防水工事の専門スタッフがお客様のお悩みや不安を一緒になって解消できるようアドバイスさせていただきます。 ご相談は無料ですのでお気軽にお問合せください。 アパートマンション修繕専門店リペアウィズ お問合せはこちらから↓ 0120-979-219 2023年4月23日 更新マンション・アパートでの防水工事とは?防水工事の種類など解説!
マンション・アパートの大規模修繕ではよく耳にする防水工事。 今回は、『防水工事』とは何か?どんな工事で、どうして必要なのか、種類などについてお話をしていきます。 そもそも『防水工事』とは? 防水工事とは、「建物への水の侵入を防ぐための工事」です。 マンション・アパートにおける防水工事とは、外壁や屋根部分(屋上部分)に防水加工を行うことで建物の耐久性を保つために非常に重要な工事の一つです。 マンションには多くの住戸があり、屋上やベランダなども含めると、広い面積に防水材が施されています。しかし、時間が経つにつれて防水材が劣化し、水漏れなどの問題が発生することがあります。 特に日本では多雨な気候の地域でもあるため防水層が劣化してしまうと、雨水や湿気が侵入して建物の損傷や劣化に繋がります。 防水工事の必要性 防水工事が必要な理由としては、以下のようなものが挙げられます。 ・雨漏りや水害を防止する ・建物の寿命を延ばす ・建物の価値を保つ ・快適な住まいを維持する マンション・アパートは、建物自体が大きな財産です。その価値を維持するためには、建物の定期的なメンテナンスが欠かせません。防水工事はその中でも重要なメンテナンスの一つであり、雨漏りや水害を未然に防ぐことで、建物の寿命を延ばすことができます。 防水の劣化原因 では、どうして防水が劣化してしまうのか…原因はいくつかあります。 天候条件の変化 防水材は、直射日光や雨、風、雪などの悪天候に晒されることが多いため、時間の経過とともに劣化してしまいます。特 に、急激な温度変化や強い風が吹く場所では、劣化が早く進みます。また地震などの揺れや衝撃によって、ひび割れが生じ水の侵入にも繋がります。 施工時の不良 施工時に不適切な施工や材料の選定、施工不良などがあると、防水材の劣化が早まります。施工時に欠陥があると、時間が経つにつれ水が侵入し、防水効果が低下してしまいます。 使用中の負荷 屋根や床などの水平面において、防水材に負荷がかかると、割れやひび割れが発生し、水が侵入する可能性があります。また、建物の使用状況によって、防水材に負荷がかかる場合もあります。 水の停滞 建物の屋上やベランダなどで水が停滞すると、防水材に負担がかかり、劣化してしまいます。また、排水管の詰まりなどが原因で、水が溜まってしまうこともあります。 様々な原因によって、防水材が劣化してしまいます。防水材の劣化を防ぐためには、定期的な点検やメンテナンスが必要です。 大規模修繕における防水工事の大まかな施工箇所 マンション・アパートの大規模修繕における防水工事の主な施工箇所についてみてきましょう。 屋根部分の防水工事 屋上は、紫外線や雨水、雪が直接あたる場所であり防水材の劣化が進みやすい箇所です。また排水設備が集中するため、排水口の詰まりや不具合が生じやすいです。防水工事では、既存の防水材の撤去や、下地の補修、新しい防水材の施工などが行われます。 外壁部分の防水工事 外壁は、雨や風によって常に影響を受ける箇所であり、防水が不十分だと、雨漏りや劣化が進みます。外壁防水工事では、外壁の下地補修や、新しい防水材の施工などが行われます。 バルコニー部分の防水工事 ベランダは、屋内と屋外を繋ぐ箇所であり、防水が必要な箇所です。ベランダ防水工事では、既存の防水材の撤去や、下地の補修、新しい防水材の施工などが行われます。 共有部分の防水工事(廊下や階段など) 廊下や階段は、雨水や洗剤などがたまりやすく、防水が不十分だと、腐食や劣化が進んで、住民の安全に影響を与える可能性があります。共有部分の防水工事では、既存の防水材の撤去や、下地の補修、新しい防水材の施工、防水塗装の施工などが行われます。 マンション・アパートの大規模修繕における防水工事の大まかな施工箇所になります。ただし、施工箇所は建物の状況や修繕計画によって異なりますので、詳細な内容は相談することが必要です。 大規模修繕における防水工事での施工方法 防水工事ではどんな施工方法があるのか紹介していきます。 シート防水工法 シート防水は、防水シートを敷き詰めることで防水効果を得る工法です。屋上防水やベランダ防水など、大面積に施工する場合に適しています。 塗膜防水工法 塗膜防水は、防水塗料を塗布することで防水効果を得る工法です。外壁防水や廊下・階段防水など、面積が小さい場合に適しています。 クラック充填工法 クラック充填は、建物に生じたひび割れやキズを充填材で埋めることで、水が侵入しないようにする工法です。外壁やベランダなど、クラックが生じやすい箇所に適しています。 シーリング処理工法 シーリング処理は、建物の接合部やコーキング剤の劣化した箇所を補修する工法です。浴室やトイレなど、水が多量に使用される場所に適しています。 以上が、大規模修繕における防水工事の一般的な施工方法です。施工箇所や使用目的によって、適した施工方法を選ぶことが重要です。 マンション・アパートの大規規模修繕での防水工事は、建物の寿命を延ばし、建物の価値を保つために欠かせないメンテナンスです。 防水機能の状態を定期的に点検していくことで、大事な資産を守り建物の安全性の確保、入居者様への快適な生活へと繋がります。 ●分からない事やご不明点などございましたら、リペアウィズまでお問合せください。 アパートマンション修繕・外壁塗装・防水工事の専門スタッフがお客様のお悩みや不安を一緒になって解消できるようアドバイスさせていただきます。 ご相談は無料ですのでお気軽にお問合せください。 アパートマンション修繕専門店リペアウィズ お問合せはこちらから↓ 0120-979-219 2023年4月15日 更新藤沢市密着1,700件以上の豊富な施工実績
私たちリペアウィズは藤沢市地域密着のアパートマンション、工場、施設の修繕・外壁塗装・防水工事専門店として近隣地域の皆さまに信頼され、安心して修繕工事をご依頼いただける会社を目指しています!
そんなリペアウィズでは藤沢市地域密着だからこその迅速対応で、何かあった時も安心して工事をご依頼いただけます。
リペアウィズは大規模修繕専門店のプロです。入居率を上げたい方、建物を長持ちさせたい方、相続を考えられている方などオーナー様のニーズに合わせて、最適なプランをご提案させて頂きます。
確かな施工力で1棟1棟丁寧に施工し、この先数十年にわたって安心をお届けいたします。
アパートやマンション、工場、施設に関するお困りごと、ご不安や懸念事項がありましたらリペアウィズまでお気軽にお問い合わせください。
皆様からのお問い合わせ、心よりお待ちしております。
リペアウィズ (株式会社 創雅)
代表取締役柏木 雅人
皆さまのお越しを
お待ちしております!!
近いから安心!
アパート・マンション、工場、施設の修繕専門ショールームOPEN!
〒251-0054 神奈川県藤沢市朝日町9-4 朝日ビル102
TEL:0120-979-219
9:00~18:00(日曜定休)